ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

夏塩沢で「色を見る、色を楽しむ」展&銀座へ

2013-08-09 10:05:01 | アート・美術展

前から行きたいと思っていたブリジストン美術館の「色を見る、色を楽しむ。」展に行きました。

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暑さで友人たちが次々と倒れるなか?、一人きものです。

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夏きものが好きです。

麻にしようかと思いましたが、夜に銀座で打ち合わせを兼ねた集まりがあつので、夏塩沢にしました。

この展覧会、ポスターでお分かりになるように、マチスの色彩を主眼にしていますが、実際はブリジストン所蔵の絵画を、色を主体にして展示したものです。

ですから、前に行ったときに見たものも多いです。

それでも面白かったのは、色について学ぶことが多かったから。

今では彩とりどりの色彩は当たり前になっていますが、1800年代の画家が使える色ってたった12色しかなかったそうです。

12色!

そういえばダビンチの絵画を見ると、色が限られてますよね。そんなことに初めて気づいた

睡蓮の花の絵画で知られるモネは、晩年白内障になって読み書きも困難になったそうですが、目が見えなくても絵が描ける!

耳が聞こえなくても作曲ができるベートーベンもそうですが、天才の天才たる所以、すごいですね。

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観終わったあと、下のカフェへ。

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こんな本を買いましたが、読んでもよくわからない

才能って英語で「ギフト」といいますが、天からの贈り物、少しでいいからもらいたかったです。

そのあと、仕事関係の人の集まりで銀座に

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本日のきもの。

「人は見た目」で紹介した「ウイー」って笑い方で写真撮ったら、営業用スマイルに。目じりにシワが寄らないのはいいけど、目が笑っていないので、白々しい

笑ってない写真を。

目尻にシワ寄っても別にいいよね

笑わなくてもシワあるんだった

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夏塩沢に麻の、自分で作った帯。

林芙美子邸に」行ったときと同じ帯です。

 

 

 

暑いので倒れるといけないと思い、お酒は控えめにいたしました。救急車のお世話にもならず、よかったよかった

早く良くなって、また一緒に遊んでくださいね。

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殿方ときもの

応援ありがとうございます。

皆さまもお身体に気を付けて。

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きものは「見た目が9・5割」?

2013-08-07 18:59:27 | きもの仲間

 


 

子どもの頃に「人を見た目で判断してはいけません」

と言われて育った世代です。

 昨今は、誘拐の心配などもあって

「見た目、怪しそうな人には近づかない」と

教えるそうです。

 

私が「見た目が大事」を感じるのは、

外国に行ったときと、きものを着たときです。

 外国では五感を研ぎ澄まして、

近づいてくる人を判断しなければなりません。

 「汚い恰好しているけど、本当はいい人かもしれない」

などと言っている暇ありません。

逆に「親切過ぎる人」にも要注意、でした。

こちらは日本でも~~??


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入浴、ではなく0年前のニューヨークのダウンタウン


きものを着るようになってからもは

「見た目の大事さ」をつくづく感じまする。

 

洋服と違い、きものは着ているだけで、

なんというか、どんなふだん着だろうと、

ある種の気合というか、その人の趣味・嗜好・考えが

強く反映されているように思うから。

 自分がどんなイメージになりたいか

(価値観)が明確になる、というか。

 

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同じ人とは思えない。
きものと化粧によってこんなに変わります。

右が好きな人と左が好きな人、

「中身」やはり違うでしょうね。

「新・ヘアと帯結び」(美容総合出版)



そんなことから、ベストセラー「人は見た目が9割」の続編

「やっぱり見た目が9割」(竹内一郎・新潮新書)が

出たので読んでみました。

 

著者の竹内氏は劇作家・演出家です。

P1060022

上戸彩の目に似ているね

 

 

 

本のなかで、私がきものに関して

選ぶポイントは三つです。

 「見られる側」に立ったときのポイントです。

 1 仕草

 これはもう言うことないですね。

 きもの独特の所作はよくご存じだと思うので

はしょるとして、

一般的には

 「自信を持って、きちんと相手の目を見て話す

 2 姿勢

この威力は大きい。

ある人がある場所でオリンピックの選手を見たとき、

みな姿勢がよくて、

どんな人でもカッコよく、美人に見えた」そうです。

 

オーラのあるなしも、

この姿勢によるところが大きいとのこと。

これは私も感じていて、あるモデルさんは、

普通の人として街を歩くときには少しだけ姿勢を悪くして、

うつむき気味に歩くそうです。


きもの着て姿勢悪いと、老けてみえるように思います。

 

3 笑顔

 これは敵意のないことを表す武器でもありますね。

 でも誰かれなく笑いかけるのは問題です。

 若い頃、電車でつい思い出し笑いをして、

目の前のコワそうな人に

「人の顔見て何、笑ってるんだ!」と

スゴまれたことあります。

きれいな人だと、誤解される恐れも

 

ある番組で、写真に撮られるとき

「目尻にシワの寄らないプロの笑い方」

を紹介していました。

 「顎に力を入れて、ウイー」と言うそうです

 試してみると、確かに

 でも少し不自然

 

そのほか面白かったのは「嫌な癖」に関すること。

主に「音」と「動き」の二種類あって、

「食べるの音」「貧乏ゆすりや髪をいじる」

といった癖は出世のさまたげにもなりかねない

そうです。

 そういえば知人に「食べるとき音を立てるのが嫌」で

恋人と別れたという人もいました

 

外国に行って以来、「五感を鍛えるため」に、

ときどき「見た目訓練」をしています。

 それは「ドラマを音を消して見る」ことです。

 セリフや言葉で人を判断しないで、

表情だけで何を思っているかを考えてみる。

外国の映画のほうが面白いです。

 

きものを着ると、「五感」が鋭くなるような気がします。

 感触、色、紐の締め具合など身体の感度も敏感になるとともに、

ぱっと見て、相手のさまざまな情報をキャッチする。

 

自分がそれだけ考え、工夫し、

こだわっているものに対して人は敏感になります。

 そういうわけで、一般の人が「見た目9割」なら、

きものを着た人は少しその上を行くということで、

5分増しに

 まっ、それほど目新しいことはないのですが、

それでも「見た目大事」を、再確認する意味では参考になります。

 「じゃあ、残り一割(五分?)は何か」と気になる方は、本を読んでくださいませ。

 「ワタシだけは、見た目で判断しないでね」

 と、みな人は言い

応援ありがとうございます。

「ウイー」笑顔

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鳴海絞りで花火大会ー問題は口紅だった

2013-08-05 07:24:22 | きものでお出かけ

隅田川の花火大会が流れたせいで、今年唯一の花火大会かも、と土曜日に出かけた花火大会。

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といっても、たまたまある試験を受ける勉強のため(というより食事のため)、都内ながら一人暮らししている娘が帰ったので、「気分転換に行こう」と誘ったもの。

 

 「浴衣は着ません。気分的に余裕ないから」と先に釘を刺されてしまった母。まあ、いいでしょう。

娘は、私のいうことあまりききません。それはそれで、「親を超えてくれ」?と思っているからいいことだと負け惜しみで思っている母

 

まあ、そんなことより花火でしょう。

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最近カメラにも興味を持つようになった娘は写真係り?

写真掲載も「やだ」。

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鳴海絞りに半幅帯。あまりに淋しいので、七宝焼きのトンボ玉付けました。

夜&都心から離れるとあって、半襟はなしにしました。前に半襟なしだと病気に見えると書きましたが、この日は、口紅を付けて。

 

ある年齢になると、口紅しっかり付けないとダメようです。洋服でもあまりしっかり口紅付けるの好きではなかったのですが、(取れてもそのままにしているし)やはり顔色悪く見えるようです

ブログの写真でも口紅ありとなし、ではエライ違いです。

 

というわけで、本日は治りかけの病人、ということで

 

でも、襦袢付けないでの浴衣&半幅、ホントに楽。

 

病み付きになるかも。

応援ありがとうございます。

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小千谷&麻帯で「グレイト・ギャッツビー」

2013-08-03 17:12:59 | 歌舞伎・演劇・映画


先週のことですが、ようやく映画「華麗なるギャッツビー」を見ました。

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着たのは茶色の小千谷縮に麻の帯。

若草色の帯揚げ、紺色のグラデーションの帯締め。

翡翠の帯留。

この映画、若い頃に、ロバート・レッドフォード主演で見ています。

レッドフォードの優等生のイメージが強く、イマイチだったので、敬遠していました。

原作はフィッツジェラルド。

村上春樹氏の「人生で一番大切な小説」という言葉に惹かれて読んだのですが、これも「そうなんですか」とイマイチノリ切れませんでした。

息子をはじめ、周りに面白いという人が多かったので見に行きました。

P1050950

いや、すごく面白かった

ディカプリオ、私にとっては今までのベスト。

どなたかかが言っていた「DV(ドメスティック・バイオレンス)寸前のギャッツビー」という言葉に深く納得

これはもう、バブル時代の狂らん、凋落、上流階級への憧れ、上昇志向、優越感と劣等感、差別、貧困、金、愛、嫉妬、初恋、青春から中年期、ためらい、夫婦、愛人、手のひら返し、殺人といったアメリカン・ドリーム、そして破滅といった、ドラマツルギーの要素がすべて入っているんですね。

ギャッツビーが憧れる女性には、演技派キャリー・マリガン。

「私を離さないで」で、すごい演技を見せた人です。

最初は、もっと美人のほうがいいんじゃない?と思ったのですが、デイジーは実在の人物というよりギャッツビーの夢の塊だから、繊細な演技のできる人のほうがいいかも。

レッドフォードのときはミア・ファロー。悪女として描かれていましたが、マリガンのデイジーは、迷う女心の陰影がひしひしと伝わってきました。

しかし、息子よ、これはロマンチック・ラブではなく、シビアな格差恋愛のストーリーなのですよ。

P1050960

帰りに買いものに寄ったビッグカメラで(笑)

こういうミスマッチも楽しい。

後ろ中心線がずれている、背中にシワが寄っている。その上、衿抜きすぎのせいで冷房が襟足から入ってきた

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帰りにちょっと甘いもの 再読したいギャッツビー。

この暑さのなか、映画にも熱くなって、熱は上がりっぱなし、音楽にも衣装にも堪能した数時間でした。

応援ありがとうございます。

パワーいただいています

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きものは、大人の最高のファッション

2013-08-01 22:54:01 | きもの新陳代謝


最近、書店に行くと目につくのは

「大人の着こなしバイブル」「着やせバイブル」

といった大人のためのファッション本です。


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売れているらしく、次々と続編が出ています。

 この場合の「大人」が何歳くらいを

指しているかというと、

おそらく40代以上だと思います。

 私の場合を考えても、ある年齢が来ると、

それまで似合っていた色やスタイルが

似合わなくなる。

 今の時代、若い人と同じような

ファッションしている「大人」が増えてはいますが、

やはりどこか無理があるような

 そんなとき、

きものは「最適・最高」のファッションだと思います。

 こういう区切れの時期に、

きものというファッションに

目覚めてもらえないものか。

 

この先に着るおしゃれ着として、

体型も流行も、それほど考えなくてもいい。

 私自身、もっと早くに、

きものを着るようになっていたら、

その後の人生も変わっていた(いやいや

のではないかと思うくらいです。

 ランチやディナー、観劇や映画など、

どこにでも着ていけます。


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きものでボイストレーニング

その上、褒められる。

 この年齢で、

着ているもの褒められるなんて、

どんないい洋服?着ていてもないことです。

 

 きものを着始めた頃には、

「きものを着て行きたい00」

なんて特集を見ては、

たとえば鎌倉とか京都とか、

きものはそんなところに着て行くものだと

ばかり思っていました。

 でも、ブログを始めて

前より頻繁にきものを着るようになると、

そういう「きものにふさわしい所」なんて

特にないんですね。

 どこにでも着ていける。

 むしろミスマッチな場所のほうが楽しい

先に、「きもの着ている人への偏見」として

「いい身分ですね」なんて

言われると書きましたが、

きもの=高価、きもの=フォーマル

という思い込みがあるせいで、

こういう言葉が出てくるのでは?

「いい身分ですね」って言われたって

それは特定の個人への言葉(批難?)ではなく、

単にきものに対する

一般的なイメージではないでしょうか(と思いたい)。

 

そんな偏見をなくすためにも、

きもの着る人も「特別なもの」と思わず、

どんどん着て、

どこにでも着て行って欲しい。

 

「ふだん着としてのきものを着る人が

増えない限り、きものは普及しない」

とは、「源氏物語の色辞典」

などで知られる吉岡幸雄氏。

 


普通の雑誌も「ファッション」としてのきものを

もっと取り上げてほしいと思うのですが、

広告などの関係で敷居高いのでしょうかね。

 

そのなかで「クロワッサン」

という雑誌の「きものの時間」というページは、

「普通の雑誌」がきものを取り上げた

貴重なページだと思います。

P1050980_2

P1050977 

「クロワッサン」の木内みどりさんのお言葉。

「着物の常識弁えている方にご迷惑かけちゃいけないって、

窮屈に考えすぎていたんです」

だからもっと、きもの普通に着るって

きもの、もっと多くの人に着てほしい。
きものは、親切にしてもらえる、

ブランドものにも負けないだけのパワーを持った

「最高のファッション」だと私は思います。

 フォーマルはフォーマル、

たまにコスプレも楽しむ(笑)、

また、きもの歴も好みも人さまざまですが、

普段でも、どんどんきもの着たいものです。

 ブログ村のきものの皆さまには

言わずもがなの弁だとは思いますが。

応援ありがとうございます。

どんどんきもの着ます

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