きもの着始めた頃ににフリマで購入したお気に入りのきもの。
何人もの方と奪い合って(笑)、サイズや値段の関係からこちらに回ってきました。
ハリがあって、軽くて透けています。購入したとき、売る人も「麻だ」と言っていたのを信じていました。 手縫いです。
一度着て、麻だと思っていたものだから洗いました。
洗剤は入れずに、軽く押し洗いです。
先の絹芭蕉の場合も、洗うというより「水通し」といったほうがいいかもしれません。
この前の絹芭蕉を洗ったときの手触りと同じ。
改めてクエッションが。
これって絹?
上布より生地薄いんですね。
上布より薄い麻っておかしいかなと。
そうでもない?
こちらは上布。
で、糸を取って燃やしてみました。
上は「絹」とわかっている生地。
下が麻だと思っていた生地。
麻だと紙のように燃えてしまいますから、これはやはり絹ですね。
この絹きものも、絹芭蕉ほどではありませんがハリがあります。
では、このハリはどうしてだろうと調べてみました。
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絹芭蕉は芭蕉の風合いを出すために 精練をしていません。練ってないので糸にセシリンが残ったまま。つまりゴワゴワです。だから自宅洗濯が可能です。 また下の襦袢が透ければ透ける程 良しとされます。ですから貴女が嫌だと思われたのが絹芭蕉の特徴です。それにクレームはつけられません。襟やおはしょりをきっちり折り着ます。
興味のある方はお読みください。冒頭の回答だけではなくーたくさんの方が回答しています。
掲載したのは中ごろの回答です。
縮緬などの柔らかい絹はこのセリシンという成分を洗い落とすことで柔らかさを出す。
でも、生紬などの絹は風合いを楽しむため敢えてこのセリシンを残すそうです。
さすがに生紬は、自分では洗いませんけど。
で、先の絹芭蕉もこの絹も、セリシンがあるため?大事には至らなかったようです。
「アタシって本当は絹だったのね。どうりで身が縮む思いだったわ」と絹としてのアイデンティティに目覚めたきものは、次からは「これまでの分まで絹として生きるわ」と前の分まで立派?に縮むかもしれません
ごめんね、間違えて。
フリマやオークションで購入したきもの、たまに素材が間違っているものがあります。
もう一着心配になって、繊維一部を取って燃やしてみました。
このとき着用のきものです。
でも、これは紙のように燃えて麻と判明。
これは何回か洗剤で洗っているので、いまさら絹とわかっても大事ないんですけどね。それでも今後のことを考えるとよかった
で、今回の失敗例
洗えるきもの、つまりポリだということでオークションで購入。雨が降った日に着て、裾が汚れたので自分で洗ったらーー。
ポリなのに絹の風合い、と気に入っていたんですよ
本当に絹だったわけですね
胴裏がポリ(八掛は正絹なので、売り手もポリだと思ったようです。普通、絹の生地にポリの裏地つけませんものね。
手縫いですが、ポリに手縫いってあるんですね。
というわけで、フリマやオークションで買ったきもの、素材には気を付けましょう。
いや、ドジなのは私だけ?
わが家は子どももきものの野育ち
応援ありがとうございます。