ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

椅子から落ちたー高所のキ・モノにご用心

2015-08-19 08:25:09 | きもの新陳代謝

 

とにかく整理しないと、ということで、

精力的に「捨て」モードに入っております。

人が動くのに最適な動線というのがあり、それによると、

日常使いのモノは、もっとも手の届きやすいところに。

これは収納の鉄則です。

 

ということは、

高いところには、

「使わないものが収めてある」ってこと。

では、その高いところにあるモノは、

捨ててもいいのではないの?

 

ということで、押入れの一番上、天袋を確認、

できれば処分することにしました。

椅子を持ち出して大きな箱を取り出し~~、

そっと、下に落とし~~。

 

 

引越しのときにもらったキモノ用段ボール箱、

入ったマンマ~~。

 

ーん、そこには、推理した通り?、普段使わないモノが。

娘の振袖やら、私の黒留やらです。

 

顔出ししたくない黒留きもの。

姪の結婚式で。

 

 

中には、オークションでゲットした振袖も。

「オークション失敗例・その②」

この振袖は破棄してもいいよなと、そのほかの箪笥の肥やしと一緒に出して

軽くなった箱を再度天袋に。

 

 

そのとき、事件は起こった!!

着ていた半パンツの裾が、椅子の腕にひっかかり、

そのまま、椅子ごとひっくり返ってしまった。

アブナイ、アブナイ。

どうにかバランスを取ったものの、

肘の部分にかすり傷が。

久しぶりのかすり傷だあ、(と、喜ん?でいる場合か)

こんな写真までアップするの?

DVの証拠写真~~??

 

いや、整理も命がけ?です。

でも、よかった、軽傷で。

 

 

万が一、頭でも打っていたら、娘帰ってきて~~、

「お母さん!!」「まだ親孝行すらしていないのに」

「これからいっぱい恩返しするつもりだったのに」

と滂沱の涙を流すこと必至ーーーー

ーーーーーと思いたい。

 

で、帰ってきた娘に話したら大笑い。

笑っている場合じゃないよ。

 

 

 

でも、今のうちに少しでも親孝行しておくつもりなのか、

ご馳走作ってくれました。

 

 

 

食べたら、元気出て、

 

この、娘の過去のモテキ?振袖も~~、

成人式。

両方とも始末してやる

 

赤い振袖、友達の結婚式にも、もう着ないのよね。

それにどうして振袖三枚も持っているの?

そんなに必要ないじゃない?

「…でも、人のモノ、始末する前に、自分のもの捨てれば?」

いや、そうなんだけど。

人のモノの無駄は、骨身に染みるほど、よくわかる。

 

 

それはともかく、高所のキ・モノにご用心。

ある日、ブログ更新止まったら、ジ・エンドしたと冥福を祈ってやってください。

お片付けも、気をつけながら、行いましょう。

 

 

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蝶の絽小紋・娘と普段きもの、初ツーショット

2015-08-18 08:34:40 | 家族

 

娘が浴衣の練習をした日。

母は、きもの着るつもりはなかったのですが、

「お母さんも着て~。一緒に写真撮ろう」と言われたので、

ハレの日以外の娘とのきものツーショットは、

この先もいつになるかわからないので、

急きょ、きものを着ることにしました。

 普段きものは、いいね!

 

 

蝶の絽小紋に白と薄みどりの絽綴れです。

これは、ほかの日にちと所要があって着用した日の帯周り。

帯締め、帯留などが違います。

帯周り写真撮るの忘れたので、こちらを。

 

蝶が乱れ飛ぶ絽小紋は、ちょっとフォーマルかな?

やめようかな?と思いつつ、

着用すると、意外にカジュアル、

正絹だけにどこかきちんと感もあり、

きちんとワンピースのように気軽に着用できそうです。

これに紺の絽の帯を合わせようとしましたが、

ちょっと重いので、絽綴れにしました。

 

 

 

急いで着た割には、後ろは形になっていますが~~。

 

この日の写真を、来年の暑中見舞い用にしようかなと試みたのですが、

暑くて、落ち着いて写真が撮れない、

化粧をほとんどしていないので、前からの写真はNG.

夏は、女を老けさせます。

少し手入れしないとね、ということも写真でわかる

 

でも、せっかくだから、娘のとのツーショット。

 

 

 こっちにしようか、

 

こっちにしようか、迷う~~、ということで両方を。

こうして写真を撮ると、結構、いいじゃないと、

また「きもの着ようかな」と、娘は思うではないでしょうか。

普段きもののほうが、遊べる分、楽しいことを知ってもらいたいものです。

 

涼しくなったら、ツーショット、またリベンジしたいものです。

 

お疲れさまスイーツということで。

 

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娘、浴衣のレッスンをする・鳴海絞り

2015-08-17 09:38:28 | 着付け、試行錯誤

 

東京に帰ると、もうすっかり涼しくなっていました。

雨まで降って~~、

こういうときこそ体調崩さないにしたいものです。

 

 

時間は前後しますが、娘の浴衣レッスン

アップしておきます。

 

チョイスしたのは、有松鳴海絞りの菊柄のほうです。

 

 半幅に帯締めはしないのですが、

練習を兼ねて使ってみました。

締め方、覚えてました

ざっと置いてみて、こんな感じ。

帯は博多ですが、半幅使いしました。

固くて、結びづらかったかも。

 

娘とて、浴衣は毎年着るのですが、

いわゆるギャル・浴衣。

これはかなり前の写真ですが。

まあ、似たようなもの、で。

ギャル浴衣はめでたく卒業?して、しっとり紺の絞り浴衣です。

母には、なによりうれしい

「地味」「昔の人みたい」「座敷童みたい」と言いたい放題でしたが、

娘も大人になったのね。

 

 

裾を合わせて、腰ひもを少し下に結びます。

少し短いのです。

 

上前の裾が少し上がっているのを見て、

「上に上がっているけど、いいの?」

「いいのよ」

 

 

衿は、あまり開けず、きちんとしてほしい。

おはしょりの内側の処理、

三角に折るところが難しいようです。

 

きものは一応、ちゃんと着れましたが、

帯を結ぶとき、乱れますね。

今回は浴衣なので、それほど気にせず、

さらっと着るようにします。

 

 

着たら、ちょっと出かけない?

ということで、外でパチリ。

せっかくだから、アップさせてくださいませ。

 

 

ヘアは、私の希望で、シンプルに。

 

「お母さんも着て」

ということで、私も着用して、次はツーショット!

 

前に着たときのブログはこちら。

「娘、きものに初挑戦」

こうして少しずつ、きものに目覚めていく?娘なのでした。

 

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「紐一本できれいな衣紋」&常盤さんの「京都人~」

2015-08-15 09:11:29 | 着付け、試行錯誤

 

 

予定原稿です。

 

面白い本を見付けました。

「紐一本で衿が決まる! シンプル着付け」(世界文化社・吉田アヤ監修)(世界文化社)。

着付けの難関である襟周りをきれいにするのに、「紐一本で解決」という本です。

紐一本で衿が決まる!」(吉田アヤ監修・世界文化社)

 

衿周りには苦労しましたから、早速実践してみました。

この方法は、襦袢に衣紋抜きをつけるのですが、

普通の衣紋抜きとの違いは、

「横に付ける」ことです。

表紙の写真でもわかります。

で、早速チャレンジ。

で、縦衣紋抜きと違い、横に広いので、引っ張ったときに、

衿の下だけが下がって衣紋が緩やかな線になります。

衣紋抜き使うと、背中心だけが引っ張られる、

そのため柔らかい線が出せない」という人がいますが、

それはこの方法で解決できます。

 

もう一つの違いは、この紐を身八つ口、

 

つまり袖の下の開きに通して前にもってきて、

 

背中の襦袢の下(下着の部分)で蝶結び、

という風になっています。

襦袢の上ではなく、下で結ぶわけです。

このほうがきっちりするかもしれないけど、

脱ぐとき、背中の紐を探すのに苦労しました。

 

 

で、結果はどうかというと~~。

「変わらないじゃないか」と、と思うかもしれませんが、

襦袢がきっちりするので、気持ちいいです。

 

ただ、やはり夏着物は楽に着たいので、少し苦しい。

 

もう少し涼しくなって、柔らかものでやってみます。

 

 

 

本では、これに先にも紹介した「力布」をつけることを同時に紹介しています。

試行錯誤の結果、劇的きれい&楽襟周り」

力布は、いいですね。

衿がきゅっと引き締まる。

 

 

15日、常盤貴子さんの美しいきもの姿が拝見できる

京都人の密かな愉しみ、夏編」が放送されます。

15日、BS午後7時半。

 

 

 今から楽しみです。

前の回のは、こちら。

常盤貴子さんのしっとり&アンティーク」

 

 

 

東京を離れています。

キッチンの前の布も夏休み?をいただきました。

麻のきものに、手書きの蝶の麻の帯。

 

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琉球絣&猛暑の効用・ビジネス会食

2015-08-12 09:17:35 | ビジネス・半分ビジネス

 

東京は、一旦涼しくなった?と思ったら、また暑さが~~。

しかし、猛暑が続いたせいか、

公式発表36度でも、涼しく思える。

本当にこの温度?

体感33度くらいなんだけど、感覚狂ったのかなあ。

猛暑なら麻着用だと思っていたら、

この日は少し雲があったせいか、

さほど暑く感じられず、

琉球絣にしました。

 

 

暑すぎる日が続いたせいで、

一度でも低いと涼しく感じられる~~、

これって猛暑の効用かも。

 

背中のシワ、最初だけはきれい。

 

 

麻の絞りの帯です。

この帯、暖簾で手作りしたのよ。

のれんで作り帯二種」

裏は科布のリバーシブル。

渋ピンクの絽の帯揚げ。

茶色と白の帯締め。

 

本日はランチながら~~、少しだけ豪華。

 

お肉やら、

 

 

 

てんぷらやら。

外でのほうがよく食べます。

そりゃ、そうよね。

作っているうちに食欲なくなることあるもんね。

特にてんぷらなんか、もう何年もやってないわ。

 

 背中乱れてきましたけど、少し乱れているくらいのほうが

表情出る、と勝手に思う。

動いているときにシワがないほうがおかしい、

とこれも勝手に思う。

 

写真を撮ってくれる友達はありがたい(笑)。

それだけリラックスした打ち合わせランチってことでもあります。

 

 

 

 

 

同じ暑さでも、空気が少しだけ、涼しい

暦の上では、もう秋。

まだ着たい夏着物、残っているなあ。

 

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小千谷縮&下手とブログと「インターネット的」

2015-08-11 09:20:43 | きものの本&本

 

 グレーの小千谷縮を浴衣として着ようとしました。

レイアー結びです。

帯は自分で作ったチェック半幅。

でも、失敗。

というのは、襟周りに襟芯を入れないと、落ち着かない。

襟芯を入れるのなら、襦袢着た方が早いかなと。

普通に着て~~。

 

 

で、着物着て読んだのは、

「ほぼ毎」の糸井重里さんの「インターネット的」。

 

ブログ、まるまる3周年もやってきて、この先どうしようかなあ、と考えているときに、

古本屋で見つけた一冊。

「インターネット的」(PHP新書・糸井重里著)

 

この本、2001年発行ですから、15年近く前の本なんですね。

当時、目にした覚えはあるのですが、インターネットには、

仕事で使う必要最低限以外、まったく興味はなくかったので、スルー。

まさか、15年後に開こうとは思いもしなかった。

インターネット的とは、

「トライ&エラー」が何度もできることこそ、インターネットのメリット。

情報の「おすそ分け」などなど、

なるほど~~、

 そうか、「ブログって、下手でも失敗してもいいんだ」

というか、それこそが

「インターネット的」と糸井氏。

我田引水も水のうち。

 

下手といえば、紫苑

 

ヒドイ着付けの写真アップしたり、

 

 

「これが雪花?」とノノシラれても仕方がない絞りをアップしたり~、

人知れず流した、涙のきものライフ」

目からうろこの着付け技で美アップ」

 

 

しかしですね、糸井氏によると、

インターネット的とは、

下手や失敗が許されること、それがメリットなだそう。

なにしろ、ほかの媒体と違って許容量大きいからね。

 

失敗」や「下手」にあまり寛大ではない社会に生きている身としては、

 下手や失敗しても「温かく」?見守ってくれるブログのありがたさは貴重~~。

 

帯周り

市松帯締めに貝の瓢箪帯留。

半幅、前が寂しいから帯留。

 

参考までに、糸井氏のいう「インターネット的」を簡単にまとめると~~。

 

 

①    インターネットがお皿なら、「的」とはお皿に乗せる料理のこと。

   つまりソフトが大事。

②    現実世界の肩書とは別の「自分」として話してOK。

   匿名とはそういうこと。

③    趣味、好きなことのおすそ分け(情報のシェア)

④    トライアル&エラーが何度でもできる。

 

 

 それにブログ書くようになって、現実世界でも、失敗をあまり怖れなくなったんですよね。

あっ、ゴメン、ごめん。ツライ&エラーだねって」

 

 本書には~~、

「モノを買う」つまり「消費」にも「クリエイティブ」が必要だとか、

無駄はいらない、という世の中で「無駄なモノを買って楽しめる」

ことがクリエイティブとかね。

今読んでも面白く参考になる提案がいっぱい~~。

15年近く前とは思えない、今読んでも面白い、

ということは、ワタシが遅れすぎているのか?

 

でも。ほんと、人って「遊びをせんとや生まれけむ」なんだよね。

きもの遊び、もっと、いたしませう。

 

そんなわけで、

これからもどんどん、辛い、いや「トライ&エラー」をアップする所存であります。

顔隠ししなくても、カットだよ、顔はカットだよ。

 

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背中のシワを取るレッスン

2015-08-09 08:41:05 | 着付け、試行錯誤

 

「アッ、空気が涼しい

目が覚めたとき、少し涼しい流れを感じて、嬉しくなってしまいました。

猛暑続きの東京、久しぶりにエアコンをつけない一日でした。

 

で、このところ気になっていた、

「背中のシワ」をどうにかしたいとレッスンすることにしました。

いや、きもののシワです。

 

お出かけのときにその傾向が強くなるようです。

急いで着つけるからでしょう。

そこで、ゆっくり丁寧に。

① まず背中心が合っていないようです。

背中心を合わせたら、

いつもは使わないクリップで襦袢ときものの衿を留めておきます。

これだけでも違うみたい。

 

② 後ろのおはしょりを整えるとき、横、というより斜めにひっぱるクセがあるようです。

これをまっすぐ下にひっぱります。

 

③そのまま静かに背中のシワを横にもっていきます。

④ 伊達締めをして、帯をしてからもシワができるので、やはり、そっと下にひっぱります。

いつもより、きれいにできました

 

右側の寄せたシワができています。これもそっと下にひっぱるといいかもね。

でもまあ、少しゆっくり、丁寧にやるだけでも違います。

帯の垂れが少し長いね。あちらを立てればこちらが立たず。

着るとき、横にひっぱるクセを直すため、涼しく時間があるときに、練習してみます。

 

というわけで、帯周りは

絽の伊勢型染め帯

赤と紺のリバーシブル帯締め

べっ甲の蜻蛉帯留です。

帯揚げは半幅にした生地の残り。

きものは、千円くらいで買ったもので、写真で見てもチープさがわかります。

解体して、ほかのものに作り直しましょうか。

 

せっかく着たからには、やはりちょっと美味しいものでも食べに行きたくなります。

 

 

きもの着るより化粧がメンドウ。

軽いファンデと、口紅だけはつけないとね。

 

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ピンクと青の衝撃ーポンパドール夫人

2015-08-08 09:25:29 | パーソナルカラー・コーディ

 

先に読んだ「後宮の世界」がとても面白く、

なかでもフランスのロココ時代を築いたといわれる

ポンパドール夫人。

後宮の世界ー美への執念」→彼女のことを知る前と後では、感想違うね。

 

もっと詳しく知りたいと本を探し、読んでみました。

かの名はポンパドール」(佐藤賢一著・世界文化社)

いや、もう、これも面白くて。

「ポンパドール風」というヘアスタイルが

あまりに知られているため、

逆にちゃんと知ろうとしなかった。スマン、スマン。

 

 

彼女はルイ15世の寵姫、つまり愛人なんですが、

この時代のフランスって、

女性は結婚して初めて恋愛が許されたんですね。

 

 

映画などで、よく貴族の奥方と若い男性との

逢瀬が描かれているけど、

「不倫」というより、結婚しないと

恋愛できなかったわけです。

 

「不倫は文化」なんて言葉がでるはずだよね。

ガッテン!ガッテン!

 

で、このポンパ、平民から王の愛人になり、

フランスの政治を動かすまでになった~というから

ドンダケやり手の女かと思っていたら、まあ、

この本ではあくまでルイ15世を愛し続けた可愛い女。

 

仮装舞踏会では、こんな「狩猟の女神ディアナ」の扮装で

王の心を射止めたとか。

 

まっ、平民出で、フランス王に愛され続け、

政治まで支配したとなれば、

いろいろ言われて当然ですよね。

何もしなけば、何も言われない。

 

それにしても、当時のフランスの不潔なこと。

窓から糞尿を投げ捨てていたのは知っていたけど、

これとロココの美を合わせて想像すると、…、です。

 

彼女の半生、それだけで興味深いのですが、

ここでは、色のお話。

いや、あっちの色ではなく。

でもあっちの色もスゴイというか、彼女、冷感症、だったんだって。

それで?いろいろ技巧を~~。

 

彼女は、自分の家(もう、結婚していたのよ)の近くに

王が狩猟に来ると知ると、

ピンクと青の馬車を用意して、

ピンクの馬車のときには青のドレス、

青の馬車にはピンクのドレスを着て、

王の前を疾走、王の列にぶつかったと言います。

まさに体当たり。

これで、王に覚えられないはずはない~~。

 

日本だとお手打ち、切り捨てごめんだな。

 

 

色がどんな効果を及ぼすかを

知っていたのですね。

この時代にスゴイね。

というのは、この時代、まだ

反対色の使い方は一般的ではなく、

ゴッホさえ、色の勉強、反対色の概念を

取り入れたのはおおよそ百年後です。

ゴッホコーディ・絵画に学ぶカラーコーディ」

 

美だけではなく、いかに知識と教養と行動力が

あったかがわかります

ピンクとブルーは、彼女のPCなのね。

青のドレスにピンクのバラを散らし、

ピンクのシューズ。

 

 

ちょっと想像してみてください。

緑の森を背景に、青やピンクの馬車。

いずれにしても、

ピンクをくっきりと目立たせるように演出しています。

 

演劇の才能もあったとかで、

王のために女優として、様々なお芝居を演じたとか。

ロココというと、派手で悪趣味との偏見を持っていたけど、

この方のことを知って、その美は、

科学、文学、音楽、演劇などなどの知識に

裏付けされたものだったと納得。ガッテン!ガッテン!

 

フランス革命を導いたとか、いろいろ言われているけど、

平民の出だった彼女こそ、それを望んでいたのかもしれません。

1764年、42歳の若さで死亡。

王の子どもは一人は流産、一人は産んですぐに死亡、

前の夫の女の子は10歳でやはり死亡。

 

当時のフランス、けっして清潔とは

言いがいたから死亡率高い。

夫人も下半身の感染症で苦しんだとか。

 

フランス革命が起きるまで、あと25年~~。

 

そのとき、歴史は動いた

うーん、佐藤氏のほかの作品も読んでみたい。

 

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打ち合わせランチー絹芭蕉&麻帯

2015-08-07 07:48:12 | きものコーディネイト

 

ビジネス・ランチに行きました。

大胆な、でも落着きのある絹芭蕉に麻帯です。

この絹芭蕉、まだ素材のことなど知らないときに、麻だと思ってゲット。

洗ったりしていたのよ。

麻だと思ったら絹だった」→洗ったときのブログ。じゃぶじゃぶ。

それにもメゲズ、元気に活躍。

蜻蛉のバレッタ。夏になると活躍。

やはり背中、シワが寄りますね。

かなり透けるのね。

いまさらですが。

虹色帯揚げ。

白のレース帯揚げ。

帯留にも蜻蛉のブローチ。

 

夏バテしないように、夏こそしっかり食べましょう。

 

帰ってからパチリ。

東京は猛烈な暑さ続き~~。

 

暑くてもきもの着ると、気持ちは少しはシャンとします。

 

 

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「父と暮らせば」のりえさん浴衣&原爆

2015-08-06 11:21:21 | ドラマのなかの着物

 

本日8月6日は故郷広島に原爆が落とされた日。

子どもの頃から、毎年この日の8時15分には黙祷。

 

 

 

宮沢りえさん主演の映画「父と暮らせば」

(黒木和雄監督)を再度見ました。

広島に原爆の落ちた日、

たまたま友達からの手紙を拾おうとしてしゃがんだために、

燈篭の陰になって助かった女性に宮沢りえさん。

父親は、その日に死んでしまったのですが、

何かというと出てきて~~。

原作は井上ひさしさんだけあって、

悲惨な話のなかにもユーモアのある、傑作です。

 

「顔隠し」をしているわけではありません。

お話会の予行演習。

 

前にも見ているのですが、今回、

肝心なことを見落としていました。

それは原田芳雄さん演じる父親は、

主人公美津江の願望から生まれたということ。

彼女には密かに好きな人がいて、

でも、友達からの手紙で助かった自分は、

幸せになってはいけないと思っているのですね。

ところが、父親としては、

「どして、シアワセになったらいけんのかいのう」

(懐かしいのう、広島弁)

と反論、彼女とその人が結ばれる後押しをするのです。

 

朝顔浴衣に、兵児帯、後ろは蝶結び。

その父親に彼女は、

「いけんのよ、ワタシだけがシアワセになったらいけんのよ」と抵抗。

しかし、この父親、

お前の相手を思うため息と心とが、わしを作ったんだ

正確な言葉ではないのですが)。

とすると、この戦い?、結果はわかりますね。

このシンプルなヘア。「夜タモ」やアンティークのりえさんもステキだけど。

ヨルタモリ」りえさんのきもの

最近は夏はこういうシンプルさにも惹かれる。

 

昔は(今も?)、こういう風に考える人いて、

自分の犠牲になって(決してそうではないのですが)、

死んだ人がいるのに、私が幸せになっていいの?

との罪悪感に苛まれるんですね。

「どうして、あんたが生きて、うちの娘が死んだん?

 どうして逆じゃなかったん?」と彼女のお母さんが夢のなかに出てきて、言うんよ。

 

結局、彼女は、父に(つまり、もう一人の自分に)励まされ、

彼のもとにいくのですが。

比治山の夜景、太田川、図書館(広島にいる頃よく行ったなあ)、

懐かしい地名と言葉は、それだけでも涙を誘います。

りえさんの浴衣が可愛い。

 

 

それにしても、お父さんがでてくるわけ、

前には気づかなかったのは、なぜだろう。

映画のキモなのにね。

手仕事でもしながら観たのかしら。

やはりいい映画は集中してみないとね。

この世は、いつでも

生きている人と死んだ人、

両方の心でできているんですね。

 もう少し早く戦争終わっていたら…。

黙祷。

 

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