閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

指揮官

2016-03-11 06:33:46 | 閃き
なでしこジャパンの佐々木監督が引退するとネットのニュースで報じていた

引退したエース澤の影響なのか選手達と監督の間に溝が出来てしまっていたようで、その結果がオリンピック予選の敗退に繋がったようだ


しかし日本代表チームともなればそんな状態のまま試合に臨むなどあり得ないと思うのだ

次の東京五輪を狙えば良いと簡単に済ませる訳にはいかないのは、今回がラストチャンスであった選手もいるからだ

従って選手も監督も勝ちたいに決まっている

それなのにそんな中途半端な事で事に臨んだとなれば、選手や監督のみならず、周りの関係者達も全員責任がある

監督やキャプテンのインタビューでも全然真剣な反省する言葉は無かったので、正しくニュースの通りなのだと感じてしまった

特に指導者の責任は重い

6年も監督を務めたのだからベテランである

それなのに今回の行動は無責任に取れるから、佐々木監督の偉業も吹っ飛ぶ気がしている


取引先の担当者の顔色が優れない

年度末を控え、どの会社も来季の目標設定を行っている

決算期が6月のその会社は、正しく今がその時期に当たっていた

彼は自分の抱える部署とその人員についてナーバスになっていた

会社全体が人手不足であり、一部の担当者に仕事が集中して体調を崩す者まで出ているという

個人面談の時に社長に直訴したのだが、取り合って貰えず、どうして良いか判らなくなり嫌気が差し来てた


月曜日は特にモチベーションが下がるので休みがちになる

そんな状態だから仕事も上手く回らない

上手く回らないから多くの手間を掛けなければならなくなり、益々人手が足りなくなる

悪循環である


社長は2代目で、初代社長は時々会社中を回って声を掛けている

カリスマ性をもった初代社長は今でも社員からの信頼が厚いのだ

2代目社長は現場を殆ど行かずに事務所にいるか外回りに没頭しているので現場の状況を知らないと担当者は言う

人手が足りなければもっと工夫をして解決しろとか、どの工程に何人区足らないのかというデータを示せという

仕事が上手く回っていないのでデータを整理する時間も作れないでいるのだ


両者の言い分はどちらも理に適っているので間違いでは無いだろう

しかし、会社の全責任者である社長は社内がどういった状況であるのかを知らねばならない

そしてもう一つは現場に行きコミュニケーションを取る事なのだ


指導者や社長はプレーヤーでは無い

プレーするのは選手や社員であるから結果を出すのも同じである

結果が重要なのだから指導者や監督から近づいて行かねばならないのだ


結果を出し長年指導者を務めているとやがて神になってしまう

ゼロから作った会社ではなく出来上がった会社をそのまま受け継ぐから、いきなり神になってしまう

こういった勘違いは陥りやすく自覚しにくいのは、あの裸の王様の通りである