閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

落下物

2010-12-21 07:39:04 | 閃き
車を運転していて、危険な場面は色々あるが、その一つに落下物がある

落下物ってそんなに危険なのか?と思われるかも知れない

落下物には色々ある

トラックの荷台を被う為のシート、長靴の片方、手袋、段ボール箱等は何度も見掛けた

1番驚いたのはトラックのタイヤが、正にトラックから外れて転がっていた時だ

幸い道路が空いていたし、かなり距離が有ったので回避する事は容易だった


その落下物はどうなるのか?

詳しくは知らないが、高速道路を巡回している、あの黄色の車が回収するのだと思うが

交通量が多い時は、監視するしかない
無理に回収しようとすれば大変危険だ


落下物があると、ドライバーは回避しようとする

その回避運転によって事故が起きる可能性があるのだ

落とした物は、落としたドライバーにすれば、些細な事、大した物で無いかも知れないが

全く無関係のドライバーにとっては大した事になるかも知れない

今、投げ捨てた小さな物が、他人に与える大した事の原因になると分かったら、それでも捨てる人はいないだろう

社会の中で暮らすという事は、そう言う事ではないかと考えた
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距離感

2010-12-20 07:38:43 | 閃き
加齢により目が衰えて、いわゆる老眼になる

眼科医でないので詳しくは知らないが、老眼は進行性があり、段々と悪くなって行く

近くのものがハッキリと見えなくなる症状だ

従って、離せば解るので、よく新聞などを随分と離して読んでいる方を見かけるのは、その為なのである


近眼で遠くが見えなくて眼鏡をかけている場合は、眼鏡をしたままだと同じく近くが見えないが、眼鏡を外して裸眼になると近くがよく見える

よく眼鏡をしたまま上目遣いにレンズから外して見る仕種をするのも、その為である

物がハッキリと見えなくても、大体の大きさ等の感覚は覚えているから、物との距離感は取れるのだが

濃い霧や薄暗い中では距離感が取りにくい様に、やはりハッキリと見えないと正確な距離感は取りにくいものだ

薄暗い所でキャッチボールやテニスをすると考えれば分かりやすい

従って距離感を取ろうとすれば正確に見る(見える)必要がある


距離感は人との間にもある

こっちの距離感はハッキリと見えていても取る事が難しい

それはお互いに取る事で成り立つからだ

近くが見えにくくなるのが、老眼なので

人との距離感だけは老眼になる事は御免被りたい
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休日の新幹線

2010-12-19 05:25:10 | 閃き
平日と違って、休日の新幹線、それも新大阪行きの「ひかり」となれば、随分と車内は寂しくなっている

勿論、時間帯にも依るだろうが、隣の席まで占領してゆったりとした気分だ

平日の車内にはサラリーマンが多く、殆どが眠ってるかパソコンを開いて何やらやってる

企業戦士はお疲れで休息しているか、休む間もない様だ


それに引き替え、休日の車内は家族連れが多く、お弁当やお茶、お菓子等を持ち込んで、旅行気分と会話を楽しんでいる

行き先迄の間、楽しい旅行を期待して、少々興奮ぎみなのが伝わってくる

私はといえば、軽い音楽を聴きながら、好きな本を読もうとしているのだが、途端に強い睡魔が襲ってくる

どうやら、私にとって休日の新幹線は、平日と同じ休息の場所の様である
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人の波

2010-12-18 07:41:43 | 閃き
年末の挨拶廻りの時期になり、夕方頃客先に訪問し打ち合わせと共に年末のご挨拶を申し上げた

その後一緒に食事に行く約束をしていたので、そんな時間になったのだ

この時期の金曜の夜は、何処も忘年会シーズンの様で、大変な人出である

客先にお店の予約をお願いしていたので、スムーズに席に着く事ができたが

店外に順番待ちをしている人達もいたようだ

食事も終わり、もうちょっと飲みましょうかと、いう事になり、カラオケが出来る店へ移動しようと駅前に出ると

ちょうど食事も終わり、誰もが皆同じ考えの様で、カラオケボックスが隣在する一画に向けて人の波が出来ていた

カラオケボックス側も、折角の客を逃すまいと、店名が書かれたノボリを立て、客引きをした様で、交渉成立した団体のグループを引き連れて、波に乗って進んでいた

まるで鮭の遡上の群れに網を打って一網打尽になったみたいだ


2時間後、カラオケを楽しんだ我々の目の前には、駅に向かう人の波が出来ていた

そこには、お腹が空いた人達を待ち受ける様に、ラーメン屋や牛丼屋が並んでいて、誘惑に負けて思わず入ってしまった人達で賑わっていた

まるで潮の満ち干きで変化する潮流の様な人の波に、日本人らしさを見た
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置き所

2010-12-17 09:08:57 | 閃き
朝、自然に目覚めて不快な気分だった事は、病気等の場合を除いて、基本的には無い

気分良く目覚める時だってある

それから、一日を終えて再び眠りに就くまでに、気分は実に変化する


通勤電車で足を踏まれてムッとしたら、目の前の座席が思いがけず早く空いて座れてニコッとし

降りたホームでガムを踏んでムッとして、駅前のコーヒースタンドでくっついたガムを取りながらコーヒーを飲んでホッとして

会社に着いたら難関だった顧客からの注文が入っていてワッとなり、上司から呼ばれて、たんまり小言を言われてシュンとなって

会社終わりの飲み会でイェーイとなり、後は記憶にございません


人間は感情の生き物と言われるが、実に多彩な抑揚があるものだ

心理学者ではないから詳しくは無いが、重要なのは平常時にどのような気分であるかという事だ

さっきの一日を、平常時に良い気分の場合と、悪い気分の場合になって、読み直すと、その受け方がまるで違う事が解るだろう


どうも、気分の「置き所」は真ん中から上の方である方が、良い一日を過ごせそうである
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