今日は目覚ましをセットしての吟行会出発となった。
吟社で待ち合わせ、車の乗り合わせで移動するのだがその運転手を命ぜられた。
(吟社事務所の隣家の犬)
いつも吟社へ行くと、隣との境のブロックに伸び上がって此方に吠えかかる犬が今日は静かだった。
毛繕いなどしながら、まったく我関せずの態度に少々拍子抜け。
あまり珍しい事象なので特別にアップ。
ま、近所の人は煩くなくていいのかも・・・
(途中の道の駅でトイレ休憩)
4名で乗り合わせたが、男性は私と編集長の2名。
後の2名は女性で、途中の駅でピックアップする予定も女性。
この後、肥薩オレンジ鉄道の駅を探すのに少々手こずったが、どうにか合流。
(句を書いた板がフェンスに)
地元の川柳会の方の案内で、当地の初代会長の句碑と町内のフェンス等にぶら下げられた句を散策する。
句会の会場の直ぐ近くで、目に付いたのは「生徒待つベンチは廃校など知らず」という句だった。
見上げると・・・。
(〇〇小学校、△△分校の看板)
小学校の分校の表示板が掲示してあった。
正門から中を見ると・・。
(廃校になった分校)
各地で学校の統廃合が進んでいるが、まだ校舎もそのまま残されていた。
正面の建物には、時計もついていて草は生えていたが運動場もそのままだった。
変わっているのは子供達の声がまったくしないこと。
こうした、句を書いた木製の板が沢山掲げられていて、読みながら回るだけでも楽しい。
「〇〇さんの奥さんの句です」などという説明は、町内に如何に馴染んでいるかが窺えた。
(薩摩街道)
(薩摩街道)
軽自動車ならやっと通れる程度の幅の道路が集落を貫いている。
肥後と薩摩を結ぶ薩摩街道。
ちなみに薩摩の方では、肥後街道と言うそうな。
(神社の階段)
(初代会長の句碑)
神社へはかなりの階段を登ると聞いて、ほとんどの女性がリタイア。
かろうじて、神社までは来たもののこの階段を見て、ついて来た女性軍も、階段下で待機。
会長の句碑は、まったく字が読めないほど苔むしていた。
(個人の敷地内にある古墳)
世にも珍しい、個人のお宅の敷地内に古墳があると案内された。
盛土等はなくて、地下への入り口がちょっとだけ見えた。
(道々に咲く季節の花)
小川あり、山あり、路地ありおまけに2箇所ほど古墳もあって、郷愁の湧くような土地。
集落の中央を肥薩オレンジ鉄道の線路が延びていた。
この肥薩オレンジ鉄道は、JR九州の鹿児島本線の内、八代から薩摩川内間を第3セクターが運行している。
食堂車が有名で、八代・不知火海を眺めながら特産品の料理に舌鼓を打つというシステム。
熊本から三角半島を走る「A列車でいこう」とこの「オレンジ食堂」は是非乗ってみたいとかねがね思っている2路線。
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その後、句会が行われたが、とても元気で終始笑い声の絶えない句会だった。
高齢化で、句会を諦め投句ばかりで運営されていたらしい川柳会に久々賑やかさが戻ったと好評だった。
私も出来の方はイマイチだったが・・。
「結論を下した後も迷う葦」・・・しろ猫
「うっかりと忘れたことにする情け」・・・しろ猫
「人生も判らぬものさ楕円球」・・・しろ猫
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夕方遅くに帰り着き、ビール~夕食~歩き~シャワーブログという流れでどっとお疲れ。
よって、本日これまで・・。