梅雨に入って湿度が高く不快指数も鰻上りの日中でも、夕方ともなれば多少は涼しくなってきます。
梅雨の良さは、農業などの自然環境に由来する産業のためばかりではなさそうです。
真夏の直射と猛暑への慣らし期間の意味もあるようですね。
もっとも、日本人が梅雨の鬱陶しさを紛らわす方便として生み出した考え方かも知れませんが・・。
夕方のウオーキングコースはもう田植えが終わったところや準備中の田んぼなど様々です。
空一面の雲ですが、夕方の日没のひととき雲間から太陽の光が漏れたのでしょうか、田んぼの向こうの建物がそこだけ夕日に明るく浮き立って見えました。
周りはもう、暮れなずむ風情でナイターの照明も点灯し、植えられたばかりの早苗が水の面からかすかに顔を出して風に揺れていました。
シャワーを浴びて冷たいビールをグ~ッとやると、気分は最高の状態です。
でも、見ていたテレビの放送の内容は最低でしたね。
プロ野球の統一球の反発力を増して、よく飛ぶようにしていたことをどうやら内緒内緒で済まそうとしていたことがバレて、謝罪のような言い訳のような会見が行われていました。
「お騒がせしたことは、大変申し訳なく思っています」とか言っていましたね。
普通ならここで、報道はおわるのですよ。
「・・・・・のように、謝罪しました」で終わってしまって、世間をお騒がせしたことだけが謝罪の対象ですと相手が述べているだけなのに、謝罪すべき不祥事の内容やその責任について突っ込みを入れることはこれまで希でした。
ところが今回は結構突っ込んでおりますね。
大NHKも深夜の情報番組で取り上げていて、誰の為の利益になるように反発力は増加されたのか?選手?投手?打者?観客?実況中継の視聴者?・・・・そしてとうとう日本プロ野球の組織や運営親会社の問題、果てはその特定の親会社や特定の人物まで彷彿とさせるところまで突っ込みを入れましたね。
大NHKがどうしてそこまでやれたのかな、とつらつら思うに・・・私の結論は問題が所詮は野球という娯楽程度のものだからという安心感のなせる技・・・だろうなあ。ということでありました。
エネルギー政策の道筋さえ示されていないのが今の日本の現状ですよね。
こんな重要な問題が適当な既成事実の積み上げのもとに、なあなあで進みそうなのにほっかむりしていますし、経済政策には出口戦略がまったく示されていなくとも、腫れ物に触らないようにどかろか見ない振りをしています。
隠密・反発力増加・統一球問題の報道を参考に、鋭く切り込む自由なジャーナリズムが甦ってほしいですね。
空気読むばかりの、もどきジャーナリストが多すぎますよ、今の日本は・・・。
と、まあ、ささやかに自分だけで騒いでみました。
「お騒がせにもならず・・・・もうしわけありませんでした」