3月になり、しかも雛祭りを過ぎたとなれば世はまさに春爛漫、と言いたいが来週あたりから寒くなりそうな予報である。
娘が結婚しても邪魔になるからと持って行かなかったひな飾りも、桃の節句の当日の夜には撤収した。
3日を過ぎて仕舞い忘れると嫁に行くのが遅くなるというので、毎年セッセと早じまいしていた癖がついて、結婚した今も癖は直らず長年の習慣とは恐ろしい。
コンパクトなので展開も撤収も簡単なのだが、収納するスペースがそれなりに必要なので、実家に預けて置いた方が楽だと考えた娘はちゃっかり自分の誕生日の1日に、一家そろって遊びに来た。
次に女の子が産まれたら、取りに来るからと言い残して帰って行った。
この頃の陽気につられて、いろんな花が咲き始めたが、さて来週からの寒の戻りにどう対処するのだろう。
(ヒイラギ南天)
(沈丁花)
(数年ぶりの蘭の花芽)
(むしろ時期遅れの方が綺麗な葉ボタン)
(シンビジューム)
(キリタンサス)
河津桜などの早咲きの品種の桜の開花だよりも聞かれる今日この頃だが、私の遠い記憶の中に4月の夜桜を眺めている最中の牡丹雪がある。
自然は結構な現実主義者なのである。
さて、一句・・・「牡丹雪 新芽に春の勇み足」