陽気とテレビの花便りに誘われて、大分の国東半島の付け根あたりに位置する豊後高田市の昭和レトロの町と、長崎鼻リゾートの菜の花を求めて出かけた。
車で往復400Km越えのお出かけはちょっと疲れたが・・・・。
ちょっと遅れた町の発展度合いを逆手にとって、むしろ積極的に昭和をアピールした戦略は当たっていると思った。
常設の古い教室風景や車の展示、街並などが懐かしいが、特に当日は全国から古い車でオーナー自慢の現役車が多数広場に集まってフェアーが行われていた。
あまりの懐かしさと、かつて欲しかった車がごろごろしていたが写真にナンバーなどが写ってしまって、公開を憚られるのがおしいところ・・・・。
下駄屋さんの前では招き猫ならぬ「招き犬」の「ゆきちゃん」が温和しく店番をしていた。
その後、昭和レトロの町を後にして国東半島を時計方向に前進して「長崎鼻」へ向かった。
地名の長崎鼻は全国に何カ所あるのだろう。ちょっと気になったが・・・。
(とにかく辺り一面見渡す限り菜の花ばかり)
(前方には瀬戸内海が穏やかに・・・)
(雲水も思わず写真撮影)
この広大な菜の花畑は地域のみなさんの協力あってのことだろうと思う。
とにかく目に入る風景の中で道路・建物・木々以外は段々畑に至るまで全て菜の花なのだから・・・・。
各地で地域興しのイベントが盛んであるが、自然の中に花を用いるのが手っ取り早くて良さそうだ。
梅・椿・水仙・菜の花・レンゲ・桜・つつじ・花菖蒲・あじさい等々季節毎に咲く花を求めて人は集まってくる。
その中でも菜の花やレンゲは、そのまま土に返して自然の肥料として農業に役立つことになる。
入場料をとる花公園ばかりでなく、こうした自然と人間の営みとを合わせた花の風景が人々を引きつける。
往復400キロの日帰りはちょっとこたえたが・・・。
「牡丹雪 新芽に春の 勇み足」
北国の春はまだ先なのでしょうね。