植木市に行ったときのこと、「え~?桜草って一年草じゃないの?」という声が聞こえてつい耳をそばだてた。
売り子のオバサンが「そうですよ。地植えにしておけば来年もその次の年も時期が来れば芽を出して、ちゃんとさきますよ。手入れもいらないし・・・」と説明していた。
そうとは知らなかった。私も、何度かホームセンターで買ったことがあるが、花が終われば処分していた。
「いつまでも引きずらないで、時期が来たら次々と植え替えたらどうよ」というのが配偶者の口癖で、まだ花があるからと粘るのが私の悪い癖でもあった。
ヒヤシンスもビンに水をいれて栽培して咲かせたあと、花が終わると地植えしたものだが、もう何年も時期が来れば芽を出し花を咲かせている。
リンドウも鉢の中で枯れてしまったあと冬場も時々水やりをしていたら、新しい芽が顔を出し、スノーボールは花が咲き始めている。
(新芽が顔を出したリンドウ)
(花が咲き始めたスノーボール)
咲きそうな花の苗をホームセンターなどで買ってくるのもいいが、時期が来れば水やりに応えてくれて芽を出し花を咲かせてくれる越年組もかわいい。
地植にしても、花壇的には計画的に統制して配置されたものが色あい的には良いかもしれないが、不規則にひょっこりと芽を出して忘れていた開花の季節を知らせてくれる草花も良い。
桜の開花もチラホラ聞かれるが、標準木の開花はまだなのだろう開花宣言はまだだ。
我が家の「庭梅」は満開の時期を迎えた。
沢山の実を付けてくれることを期待したいが、さて・・・。