南阿蘇の高森町菅山地区の棚田を訪ねた。
ここ菅山地区に限らず、この辺りの田んぼは阿蘇外輪山の南麓の斜面に位置する中山間地域で、殆どが棚田である。
扇形の棚田はほとんど田植えが終わっていた。
「棚田の見物が多くてねえ。二・三日前にはクマもんも来たよ」と、急斜面の雑草を刈り払い機で除草をしていた手をとめて、年配の女性が教えてくれた。
田舎に活気はでるが、見物人の目を意識して家の周りや田んぼの手入れなど、年寄りには結構疲れる作業のようだ。
帰りの高森峠(旧道)からは、九十九曲がりや、南阿蘇の谷ごしの阿蘇の五岳が昨日までの雨に洗われてクッキリと見ることができた。
通常灰を振りまく噴煙も、今日はどうしたわけかまったく見えなかった。
帰りは西の外輪山に位置する俵山トンネルを通って萌の里に立ち寄ることにした。
新緑が萌える季節、まさしく看板通りの「萌の里」だった。
鳴き方が格段に上達したウグイスの鳴声、ひっきりなしに囀り続けるヒバリ、そして一面のヒナゲシの花畑という具合で、絵に描いたような初夏のひとときだった。
ここ菅山地区に限らず、この辺りの田んぼは阿蘇外輪山の南麓の斜面に位置する中山間地域で、殆どが棚田である。
扇形の棚田はほとんど田植えが終わっていた。
「棚田の見物が多くてねえ。二・三日前にはクマもんも来たよ」と、急斜面の雑草を刈り払い機で除草をしていた手をとめて、年配の女性が教えてくれた。
田舎に活気はでるが、見物人の目を意識して家の周りや田んぼの手入れなど、年寄りには結構疲れる作業のようだ。
帰りの高森峠(旧道)からは、九十九曲がりや、南阿蘇の谷ごしの阿蘇の五岳が昨日までの雨に洗われてクッキリと見ることができた。
通常灰を振りまく噴煙も、今日はどうしたわけかまったく見えなかった。
帰りは西の外輪山に位置する俵山トンネルを通って萌の里に立ち寄ることにした。
新緑が萌える季節、まさしく看板通りの「萌の里」だった。
鳴き方が格段に上達したウグイスの鳴声、ひっきりなしに囀り続けるヒバリ、そして一面のヒナゲシの花畑という具合で、絵に描いたような初夏のひとときだった。