カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

去年の夏祭り

2016-08-24 10:03:54 | 熊本地震
 去年の今頃は、子供達の夏休みの思い出作りとなる「夏祭り」が行われていた。

 今年のこの有様は誰が予想できようか。

夏祭り
 毎年夏休みの終わり近くになると、町の夏祭りが開催される。 子供達にとっても夏休みの最後の思い出になることだろう。  とにかく大変な人出で、我が町にこんなに人が住んでい......

 主会場の町民グランドは荒れ果てていて、一部は復旧の資材置き場になっている。

 ナイターの照明設備は1機を残してすべて損傷し撤去されている。

 会場に至る道路は凹凸が激しく、陥没した歩道は車道ほどには応急復旧されていないため夜間の通行は危険である。

 ましてや200m程しか離れていない総合体育館は今でも500人ほどの避難者が生活している。

 被災地の他の町では、元気を取り戻すためにとあえて規模を縮小しても祭を開催した市町村も多い。

 ただ震度7に二度も襲われた益城町や西原村は、応急復旧や避難者対策が精一杯で祭を開催する能力はない。

 計画が出来ていた体育関係や文化活動は全て中止になっている。

 会場もすべて損傷し、実行する人も参加する人も多くが被災者になってしまっている。

 公民館活動で謡曲を練習している私達もすべて活動中止の状態にあるが、このままでは活動そのものの存続が危ぶまれることから、参加可能な有志が集まってお茶会を開催して活動の継続を話し合うことにしている。

 未曾有の大災害など、何処にも兆候が見えなかった昨年の夏祭りのブログを見るとその生活の落差を今更ながら痛感する。

 子供達も地震で通学出来なかったため遅く始まった夏休みは先週で終わってもう新学期が始まっている。

 例年なら定期的に来ていた夕立もなく、もうカンカン照りの猛暑日が何日も続いている。

 「被災地に容赦はしない照り返し」


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