カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

佐渡の自然と古い町並み

2015-04-29 09:04:50 | 旅行記
 佐渡の2日目は古い町並みを求めて、南端にほぼ近い宿根木へ向かった。

 

 小さな入り江に最盛期には沢山の人が住み、家屋が密集して小さな路地が入り組んでいたらしい。

 現在は地域の人々が町並みを保存しようと清掃活動などで協力し合っている。

 路地には郵便局があったり、塩屋の看板がかかっていたりしているし、路地の奥には野仏も見守っている。

 

 佐渡は離島というイメージではなく、金・銀の産出を始め漁業・日本海交易の基地の役目も果たしていた、そのため千石船などが建造され、船大工などが大勢働いていた。

 

 また佐渡はトキの繁殖にちからを注ぎ、次々と雛の誕生を迎えている。

 

 訪れた時も、雛が誕生したばかりで大勢の人が「トキの森公園」の観察窓から覗き込んでいた。

 うまくタイミングが合わないと見ることの出来ない小さな雛が、親から餌を貰うため、巣の中で立ち上がったところをカメラに収めることが出来た。

 

 ソメイヨシノとは違うが、佐渡を始め能登半島や北陸道沿線の山々ではまだ満開の桜が見られた。

 

 残雪の山並みを代かきの終わった田んぼの水に映して、里は田植えの準備に余念が無い。

 南北に二本、東西方向に連なる山塊の間に広がる平地は、水も豊富でここが島であることを忘れそうになる。

 金山近くの無宿人の墓が、佐渡の厳しい歴史も教えてくれる反面美しく豊かな自然と共存しながら生きてきた先人の暮らしぶりが偲ばれた佐渡の旅だった。

 「人生の旅の途中の仮の宿」

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