カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

「四時軒」まで歩いてみた

2017-02-14 09:31:17 | おでかけ
 久々に秋津川沿いを下流に向かって歩いた。

 川沿いの田んぼの溝には例年だと「セリ」が生え育っているはずだし、途中の「四時軒」の様子も見てみたかった。

 「四時軒」は直ぐ北側の隣接地に「横井小楠記念館」が併設されている。

 
 
 (横井小楠記念館と四時軒と門番猫)
 「四時軒」は我が家から歩いて往復1万歩くらいでさほど遠くはない。

 記念館は白いシートに覆われていて、被災箇所の修復が行われている様子だった。

 
 (四時軒)
 「四時軒」は、今回の震災で大きく傾いていた。

 江戸からの建物なので、平屋でも地震には弱い。

 以前の状況のまま復旧することは技術的には可能であろうが、じ後の耐震などを考えると相当の工夫と資金が必要だろう。

 「四時軒」は、もう何年も前で忘れたが、まだ記念館などが出来る以前に相方と二人で家から歩いて訪れたことがある。

 訪問者は私達二人だけで、受付の女性に煎れてもらったお茶を縁側で頂いた思い出がある。

 横井小楠は、福井藩主松平春嶽の政治顧問として幕政改革、公武合体などを推進した。

 龍馬を始め幕末の志士は何人も「四時軒」を訪れていて、その思想は江戸末期から明治新政府まで大きな影響を与えている。

 龍馬と同じように京都で暗殺されてしまったのは極めて残念である。

 四時軒の復興再建はいつに成るのかは分からないが、「休館」の張り紙がある門前では黒白の「猫」がちゃんと見張り番をしていて、近くの草むらではタンポポや菜の花が再建を予感させるように咲いていた。

 
 

 「歴史にも個々の事情があった筈」

 歴史は三人称で語られるが、一人称の生活の集合体だということを忘れないようにしたいもの。

 
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