カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

自然の知恵

2022-03-19 15:20:04 | 日常あれこれ

 朝から小雨でスッキリしない空模様だった。

 相方を歯科医院まで送って行った。

 歯科が終わって、雨が降っていなかったら歩いて帰るという話。

 よって、私はそのままグラウンドへ。

 駐車場に車を駐めて付近を歩けば、急な雨にも相方の要望にも対応できる。

 しかし、歩き始めると結構遠くまで歩いてしまう。

 

 (菜の花と里山)

 ややどんよりとした曇り空だが、菜の花が辺りを明るくしてくれている。

 

 (レンゲ)

 本格的なレンゲ田ではないが、まだ咲き方は疎らである。

 見渡す限りのレンゲの花畑は、もう少し後になりそう。

 そう思いつつ歩いていたら、田んぼ一面がピンクに覆われた場所に出くわした。

 

 (レンゲ田を思わせるホトケノザの群生)

 もう、満開状態のレンゲ田があるのかと半信半疑で近づいてよく見たら、ホトケノザの集団だった。

 それにしても、紛らわしいというかこれ程の群生は初めて見た。

 

 (楠の紅葉)

 今頃の紅葉は独特だが、常緑の照葉樹も葉っぱの新旧入れ替えが必要なのだ。

 落葉樹は秋から冬に落葉して裸で冬を越し、春に新葉が芽吹く。

 従って、新葉は去年の落葉を知らないまま。

 ところが、常緑樹は新葉の芽吹きに押されて落ちて、そこに新葉が顔を出す。

 譲る老いた葉と、譲られる新葉のミニ世代交代のような関係が見られる。

 今の時期から暫く、バサバサと落葉が目立つ時期が続き、やがて新緑が目立つ時期が到来する。

 一句浮かびそうな雰囲気がそこはかとなく・・漂う。

 

 (高校生のサッカーの試合)

 駐車場に帰り着くと、グラウンドでは高校生のサッカーの試合が行われていた。

 県外の高校の名前の入ったバスが駐まっていたので、そう判断しただけだが・・。

 若い元気な声と、躍動する姿に圧倒される。

 ふっと、老いた楠の葉っぱを押し出す若芽が、頭に浮かんできた。

 老いて、さっさと散ってやるのも悪くは無いが、今暫く待って欲しい気もする。

 やはり外の生物に比べて人間は悟りが遅いのだろうか。

 「先代を落として芽吹く楠若葉」・・・しろ猫

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