Pinch of Spice ~from spice kitchen~

rincoとchico姉妹のマイペースブログ♪お互いジャンルは違いますが「食」の道を進んでいます。

日本理化学工業 キットパス

2010-06-24 19:00:48 | 子育て


【Chicoの独り言】
学校で「人」という字を習った時、先生がこう教えてくれました。支え合っているのが「人」だと。支えとは、家族だったり仕事だったり誰かの言葉だったり・・・。その時々で違うこともあるでしょう。人は支えを失うともろいものです。また、信じることも同じ。自分だけの何かを信じて立ち向かう姿が私は好きです。信じることは勇気を与えてくれます。信じる事が出来る人は強い。そして誰もが誰かにとって必要とされている存在であると私は思っています。それを実感できるのは一生の内ほんの数回かも知れません。なかなか巡り合えないかもしれません。しかし、自分は必要とされている、そう信じる事が大切なんだと思います。そう信じている限り、必ずあなたを、あなたの何かを必要とされているに違いありません。





こんにちは。Chicoです

今日はクレパスの御紹介・・・と言いましてもかなりの優れもの
窓ガラスに描ける「キットパス」です。普段、ガラスに落書きなんて、許されませんね
でも、これなら大丈夫。濡れぞうきんできれいに拭き落とせます
子供は大喜び。勿論紙にも普通に描けます
洋服についても水で簡単に取れますし
ちょっとしたストレス解消になるのではないでしょうか

古いですが・・・古すぎですが・・・昭和の頃、水森あどさんが、
ガラスに気持ちよさそうにマジックやスプレーで描いていましたねぇ
子供ながら、やってみたくてウズウズしていたのを思い出します
水筆で色を伸ばすと、水彩絵の具のようになります。
いたずら最盛期のお子さんをお持ちの方、また、子供の頃、あどちゃんに憧れていた方・・・ぜひお試しあれ

そして、優れているのはこれだけではありません。
この会社、「日本理化学工業株式会社」という本来チョークで有名な会社ですが、
こちらの従業員は七割以上が知的障害者で、
しかもその半数が重度の障害をお持ちなのだそうです。
このことは一昨年に見たテレビ番組「カンブリア宮殿」で知りました。

きっかけはある一人の知的障害の女の子を紹介、頼まれ、雇ったことでした。

それから少しづつ知的障害者の方を雇うようになりますが、
紆余曲折は色々あったようです。

そんなある時、たまたま知り合った和尚さんに

「人間の幸せは人に愛されること、人にほめられること、
人の役に立つこと、人から必要とされること」

と言う話を聞き、それから積極的に知的障害者を受け入れるようになられた・・・
というお話だったと思います。

工場の製造ラインはそれぞれが自分の仕事に集中できるよう、
あらゆる配慮がなされていました。

その方たちはある事に関しては、物凄く正確に、丁寧に
仕事をこなす能力に長けているようです。

そして、役に立っていることを心から喜び、まじめに休まず、
一生懸命に働いてくれるのだそうです。

知的障害者として初めて入社した女の子、現在はもう立派な女性ですが、
楽しそうに働く笑顔が印象的でした。

このように障害のある方でも環境さえ整えてあげれば、
大きく社会貢献できる力を十二分に持っているのですね。

以前アスペルガー症候群のお子さんをお持ちで、
実際、そういう子供たちを受け入れる学校を作った・・・
という女性のお話を聞きに行ったことがありますが、まさにそうでした。

普段の学校生活にはなかなか順応できないけれども、
ある特定の能力には非常に優れており、それを個性として伸ばしてあげる環境、
教育があれば、どれだけ社会に大きく貢献してくれるだろう・・・
宝の持ち腐れのような気がしてなりませんでした。
女性はそんな環境を求めて、遠くスイスへ渡られたそうです。

本当の意味のバリアフリーがもっと進めば本当に素晴らしい世の中になりますね