白雲去来

蜷川正大の日々是口実

お中元の挨拶回り。

2010-07-07 11:34:59 | インポート

七月五日(月)曇り。

 今日は、朝からお世話になっている方々への、お中元の挨拶回りである。午前十時に、私の自宅に迎えに来てもらい、横浜、東京へと向った。

 

 二時前に終了。自宅に戻った。夕方から、歯医者。みなとみらいのスーパーで夕食の買い物をしてから帰宅。久し振りに「カツオ」の刺身で一杯やった。

 

 食後は、遅れている原稿書き。連載させて頂いている「実話ドキュメント」の第九十六回を脱稿。妙に疲れているので早目に布団に入った。


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アジサイの季節に思うこと。

2010-07-07 10:47:15 | インポート

七月四日(日)曇り。

 子供の頃、この時期が一番ソワソワした。早く夏休になって、学校へ行かなくてすむようにと、いつも思っていた。小学校の高学年の時の担任だったTという先生が、嫌な奴で、金持ちの子供か勉強の出来る生徒を露骨に可愛がるのである。まあ考えて見れば、一クラスに五十人もいるのだから、私のような落ちこぼれなど相手にしていたら、授業がすすまなかったのだろう。だから益々勉強が嫌いになった。

 

 軍隊上がりだという、Tには良く殴られた。今だったら傷害罪で逮捕されること、間違いない。軍隊で教わったとか言う、「股蹴り」が一番得意の技で、これを両股にやられると立っていられなかった。ビンタなんか日常茶飯事で、黒板消しでも良く殴られた。今思い返しても、師という名のつく人で、私の人生で最悪の奴だった。

 

 夏休の宿題が山ほど出たが、その担任の反抗心から、何も手をつけずに提出し、また殴られる、と言うことを繰り返した。日頃の宿題も、もちろんやったことは一度も無い。そのうちあきらめたのか、何も言わなくなった。結果、通信簿はいつもアヒルの体操で、オイッチニ、イッチニ。

 

 そんな私が、変ったのは、中学生になってから。新しい担任のSという国語の先生から可愛がれ、校内誌に「新入生を代表して」という作文を書かせて貰った。陸上部に入ったことも、自信につながり、厳しい練習の積み重ねの中で、努力すれば報われる、ということを身をもって知った。

 

 確か毎日歌壇賞だったと思うが、その賞を受賞した死刑囚の島秋人と言う人がいた。彼は、家庭の事情からロクな教育を受けることなく、その後、農家に押し入り、家人を殺害してしまった。逮捕され、死刑囚となるのだが、小学校時代、たった一度、先生に誉められたことが忘れられず、その先生に手紙を出して、短歌に目覚めることになる。彼の「遺愛集」と題された短歌集は、現在も多くの人達に読まれている。

 

 いかに、学校教育における教師というものが大切な存在であるか、という事が、私の経験からも良く分かる。

 

 歳のせいか、このアジサイの季節になると、ふと子供の頃のことを思い出すときがある。学校が夏休になった時の開放感。そして、夏休が終わる時の寂寥感。最近は、毎日が、夏休のようなものだから、季節の中に、開放感も、寂寥感も感じることがなくなった。

 

 夜は、今年初めての藤棚商店街の縁日に、カメ&アコちゃんたちと待ち合わせて家族で出かけた。平塚の七夕祭りと重なったとのことで、屋台が少なく少々寂しかったが、子供以外は、早々と居酒屋に入って一杯やった。その後、カメちゃんの定宿の「一休寿司」に転戦。いい酒だった。

 


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楽天、ユニクロは国賊か。

2010-07-07 10:24:52 | インポート

七月三日(土)曇り。

 わずか四日ばかり留守をしていたにも関わらず、雑用が山積して、忙しいことこの上もない。事務所に行き、郵便物の確認やファックスやメールを開けたり・・・。

 早いもので、ウロウロしているうちにもう七月である。上海も暑かったが、当たり前のように日本も暑い。本の発送や、原稿などをこなしてから、下の子供をつれて伊勢佐木町の有隣堂へ向う。車を駐車場へ入れて、歩いていると、いつも通る映画館の周辺が凄い人だかりがしている。そうか、イルカ漁を盗撮した犯罪映画を上映しているのか。映画館の前に行くと、神奈川県維新協議会の同志の人たちが、果敢に抗議活動を展開していた。この映画は、ドキュメンタリーなどではなく、反日プロパガンダということを分かっていながら、マスコミは大人ぶって、「表現の自由」とか「まず見てから」などとのたまう。毒饅頭と分かっていて、それを食べる馬鹿がどこにいるのか。こんな映画がアカデミー賞を受賞する、という所に、世界における、日本と日本人の置かれている立場が良く分かる。

 

 巷は、参議院選挙の真っ最中。自宅近くの立て看板を見ると、立候補者が随分と多い。政党も多すぎて何がなんだか良く分からない。共産党が、「その昔は、マニフェストと言えば、共産党宣言を表していたのに、納得しないので、使用しない」といったことが新聞に出ていた。筋っぽいじゃないか。

 

 マニフェスト、アジェンダ・・・。なんだコリャ?。次は「パルタイ」かって言うの。そんな横文字を使用せずに「公約」の方がよっぽど重みがある。何でも横文字にすれば、世間がごまかせると思ったら大間違い。

 

 楽天の三木谷やユニクロの社長が、社内で英語を公用語にするとか騒いでいるそうだ。そういえば、終戦直後に、日本語は恥ずかしいから、ローマ字にしよう、といった馬鹿がいたそうだが、楽天もユニクロもその馬鹿と大して変らない。日本人のクセに日本語に誇りをもてないような経営者は直ちに粛正しなければならない。上半期の最大の運動となる可能性が大である。

 

 夜は、自宅で、のんびりした。久し振りに飲む「黒霧島」。上海のおさらいをしながら早目に寝た。


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