七月七日(水)雨のち曇り。
朝食は、大好きなサバの干物。食後は、午後まで、パソコンに向っていた。やらなければ、書かなければならないことが、沢山あるのに、何しろ教養のキャパがごく小さいので、中々すすまない。ウーン、ウーンと頭を抱えているうちに、下の子供が帰って来た。
今日は、午後から、子供と一緒に、東伏見というところにあるスケートリンクまで出かけた。湘南新宿ラインで、恵比寿へ。そこから山手線に乗り換えて高田馬場へ。ここでまた西武新宿線の急行に乗り換えて石神井まで。そこから鈍行で二つ目。遠くてマイッタ。
子供を待つ間に、近くのマックで、平野純編の「上海コレクション」(ちくま文庫)を読んだ。この本が中々すぐれもので、様々な作家が上海について書いたダイジェストが収録されている。例えば、村松梢風、吉行エイスケ、芥川龍之介、横光利一、火野葦平、直木三十五、開高健、有吉佐和子、伴野朗といった人たちが、一九三〇年代のいわゆるオールド上海の時代から、現代までの上海での滞在記を書いたものをまとめてある。
往復の電車の中や、マックで、しばし時を忘れて読みふけった。そのせいで、恵比寿から湘南新宿ライン直通の東海道線の快速に乗って、横浜で横須賀線に乗り換えて保土ヶ谷に行くつもりが、何と、また上り線に乗ってしまった。トホホで、新川崎で降りて、再び折り返した。子供からはブツブツ言われるし、腹は減るし、本当にマイッタ。
保土ヶ谷に着いたのは、八時半。自宅近くの中華そば「たつ屋」で、夕食をかねて、近所のオヤジ連中と一緒に一杯やった。