白雲去来

蜷川正大の日々是口実

中濃ソースぐらい置いておけって言うの!

2010-08-31 09:18:13 | インポート

八月三十日(月)晴れ。

 七時半、サリーファミリーに起こされた。朝食会場へ。バイキングの朝食だが、私は、目玉焼きやオムレツ、ソーセージなどは、ソースでなければダメだ。海外に行くと気は、必ず「中濃ソース」を持って行く。今や、醤油は世界中にある。「ソースを下さい」と言えば、「ソイソース」いわゆる醤油を持ってくる。「キッコーマン」は世界の共通語だ。

 

 しかし、中濃ソースの類いは、まずない。これは不思議だ。その昔、ソースは外国のものと思っていた私には、カルチャーショックだった。仕方ないので、海外に出る時は私には「ソース」は必需品。そのソースが、ここのレストランにはないのだ。中濃ソースぐらい置いておけよ、タァーコ。と思ったが我慢した。バイキング会場にスリッパで行ったことを注意するくらいなら、ソースぐらい用意しておけって言うの。気取ってんじゃネェヨ。

 

 散々頼んで、持って来たのが「デミグラス・ソース」。どっちが簡単なんだよタコッ。仕方ないので、それで食べたが、オムレツの玉子も出汁で薄めて、プライドネェのかよ。たかが玉子だろう。こんな所でケチる。高い金取ってんだから、せこいことするなよ。エクシブさん。ソースの恨みは怖いのでした。

 

 のんびりと風呂に入って、マリーナのイタ飯屋で、パスタのランチをとった。またケチをつけるわけではないが、「今日のランチは、ナントカイカのパスタです」と、ナントカイカのナントカソースを強調するが、そんなの聞いて分かる奴が居るのかって。結局出てきたのは、トマトソース味の、スパゲティー。気取っていないで最初から、そう言えよ。

 

 本当に、こういったイタメシ屋の嫌なのは、「何とかカントカの何とか風」です。とか言われたって分かんねぇーよ。とどのつまりが、大したことのないものが出てくる。恥ずかしくないのかって言うの。ナントカイカのスパゲティーも、どれがイカなの?というほどしか入っていないし、それも、子供の小指の先程度のものが、四、五きれ。したり顔で、「パスタ」や「スゥイーツ」などと言っているいい年のババアやオヤジを見ると絞め殺したくなる。

 

 それでも旅は楽しかった。隠岐ちゃんごめん。二時過ぎに熱海着。有名な?「わんたん屋」に、誰も行ったことがない、と言うので案内したが。めずらしく並ばずに入れた。一人でも外に客が待っていたら素通りしようと思っていたが、ラッキーだった。大体、どんなに美味いか知らないが、たかが、ラーメンやわんたんを食べるのに、並ぶ連中の神経が分からない。しぐさが貧しい、と言うことが分かっていない。

 

 わんたん屋さんも決してまずくはないが、並んでまで食べたいと思う味でもない。よっぽど美味いものを知らない人たちが多いのかもね。サリーや隠岐ちゃんも、「まあまあだね」。それ以上の論評をしないのが大人の心得。それでも皆さん、噂のお店に行ったことが満足か。

 

 熱海駅で、隠岐ちゃんを送ってから、東海道線で帰宅。自宅に着いたのは四時半を回っていた。着替えを済ませてから愚妻を迎えに行き、夜は、近所のオヤジ達の集る「清水苑」へ。

 

 八時過ぎに帰宅してから、録画してある「北海道マラソン」を見てから寝た。


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行く夏を惜しみ、初島へ。

2010-08-31 08:42:14 | インポート

八月二十九日(日)晴れ。

 今日は、社友の隠岐康氏のお世話で、熱海は初島にあるエクシブという会員制のホテルに行く夏を惜しむような一泊の小旅行に出た。同行は、サリー夫妻と息子さんのガールフレンドのエリちゃん。本来は、私や隠岐氏の家族も一緒に行く予定だったのだが、我が家の子供達は、学校が始まっているし、隠岐氏の子供さんたちは受験で、旅行どころではない。子供達が大きくなるということは、親離れして行くことと同義語なのだが、それはそれで寂しいものだ。

 

 戸塚で、サリーたちの乗った東海道線に合流。早速缶ビールで乾杯。我が家からは新幹線を利用するよりも、東海道線で行った方が便利である。小田原を過ぎてから車窓に映る海を眺めながら、景色を肴に一杯。

 

 十一時半に、熱海駅に着。勧進元の隠岐氏は先着していた。海岸通にある「ホームラン寿司」というお店で、まず昼食。名前だけを見ると回転寿司のようだが、中々あなどれない。昼食程度なら充分に満足する。

 

 昼間だというのに、焼酎を一本空けてしまった。専用の船で初島へ。この島へ初めて来たのは何時の事だっただろうか。確か、もう三十年も前の事だ。苦い思い出が甦ってきたが、そんな昔の出来事など一瞬に消し飛んでしまうほど、船は順調に波間を行く。天気も良く、大島や利島などの伊豆の島々が遠望できる。かもめと覇を競っている間に船は初島に着いた。熱海港から約、三十分の距離である。

 

 着替えを済ませて、プールに行くが、暑くて寝ていられない。ビールを一本飲んでから、たまらず部屋に戻り、夕食の時間まで寝てしまった。六時に起こされて、フェリーが着く岸壁近くにある料理小屋へ行く。前回はホテルでの食事だったが、今回は私が無理を言って、野趣たっぷりのこの店にして頂いた。

 

 偶然一緒になった、サリーの店のお客さん達を交えて、新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、楽しい食事会となった。八時過ぎにホテルに戻って、サリーたちの部屋で二次会。タイミング良く、今日は熱海の花火の日。テラスから花火を眺めつつ、夏が終わった。


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編集者冥利に尽きる。

2010-08-31 07:38:36 | インポート

八月二十八日(土)晴れ。

 これを更新しているのが、三十一日の事であるから、当然焼酎で腐った頭では、三日も前の事など到底思い出せない。うーん、うーんと何とか記憶を辿って二十八日の出来事を思い出してみる。

 

 何といっても、こちらは毎日が日曜日みたいなものだから、日々にケジメがない。稀に「羨ましいですね」などと嫌味かお世辞かとも分からないことを言われるが、金があって暇があるのではなく、暇だけは充分にあるのだが、懐不如意では、針の蓆に座っているようなものだ。

 

 今日は、本来ならばお世話になっている山口申先生の勉強会が江東区の東陽という所で行われるのだが、所用あって欠席した。出席した大熊雄次氏の話では、参加者も多く、大分盛り上がった、とのこと。山口先生を慕う人が多いのは嬉しい限りである。

 

 夕方から、「大吼」の最終編集に没頭した。嬉しいことに四十二名もの方々から玉稿を頂いた。校正の作業が楽しい、というのは編集者冥利に尽きる。来月の発行を楽しみにしていて下さい。

 

 夜は、酔狂亭にて月下独酌。あまり深酒しないうちに寝た。


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