白雲去来

蜷川正大の日々是口実

白菊の白が溢れてとどまらぬ。

2011-10-09 14:07:57 | インポート

十月八日(土)晴れ。

 今日は、三時から、神宮の日本青年館において青年思想研究会の主催による「亡き同志(とも)を偲ぶ会」があり、大熊雄次氏と待ち合わせて出席。その案内状には、「死友に背かず」との言葉があった。友との約束は、たとへその友が死んでも、果たさねばならず、決して忘れてはならない。という意味のことを、近藤勢一先輩が話しておられた。いい言葉である。

 三時に開会。会場には、児玉誉士夫先生の遺影を中心にして、北上清五郎、筑紫次郎、高橋正義、中村武彦の諸先生、いや戦後の民族派運動を指導なされた重鎮の先生方の遺影が置かれている。

 児玉先生以外は、謦咳に接した方ばかりである。中でも、北上先生には可愛がって頂き、良く、酒席に同席させて頂いた。

 随分前に、北上先生の事務所を、先輩の阿部勉氏と一緒に訪れた時に、北上先生が、「おお憂国の志士が来たか」と言われたので、テレて、「いや、そんな言葉は、もったいないです」と返すと、「何を勘違いしているの。特に阿部ちゃんは、夕方になると私の事務所に来て、酒に誘うから、「夕刻の志士」と言ったまでだよ」。これにはギャフンだった。

 そんなことを思い出しつつ諸先生の遺影に白菊を献花し、阿形充規先生、犬塚博英先生の次に、指名され登壇。野村先生が、獄中で恩師である三上卓先生が亡くなられたとの電報を受け取って詠んだ句、「白菊の 白が 溢れてとどまらぬ」の話をさせて頂いた。

040 ※写真の提供は、「靖国会」の沼山さんです。

097 ※親しくさせて頂いている先輩達と。

 その後、直会。お世話になっている先輩方と懇談しながら軽く飲んだ。

 夜は、我が家に、友人の京子ちゃんと、娘のアイリちゃんが泊まりに来ているので、慌てて帰宅し、皆で一献会。愚妻と京子ちゃんはワイン。私は、麦焼酎の四合瓶を一本空けてしまった。


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久し振りに野毛へ。

2011-10-09 13:33:38 | インポート

十月七日(金)晴れ。

 正午に、東京から来客あり、中華街で待ち合わせて昼食。お客さんは、男ばかり三名だったので、本当は「安記」にしようかとも思ったが、まあ「接待」に近いお客さんだったので、やはりここは「菜香」にした。皆さん、あまり飲まない方ばかりなので、「青島ビール」を二本でやめた。食後の運動にと、中華街から一時間ほど歩いた。

 夜は、久し振りに友人の、日系アメリカ人のマークから連絡が入り、野毛で待ち合わせ。マークの推薦のもつ焼き屋でまずは一杯。なにやら、見たことも、聞いたこともないような豚や牛の部位があって、メニューを見ているだけで楽しかったが、味はイマイチだった。

 そう言えば「おっぱい」という部位があって、これがマアマア美味だった。飲んでいるときに、カメちゃんんから電話が入り、「やまと」にいるというので、早速移動した。

 その後、関内のサリーの店に転戦。社友の古谷喜久男氏と会う。かなり盛り上がって、最後はラッキーの店でおしまい。マークにスペシャル・サンクス。


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「バグジー」をまた見た。

2011-10-09 13:10:03 | インポート

十月六日(木)晴れ。

 目が覚めたら、家族は出払っていて、私一人が家にいる。先日買っておいた「赤ウインナー」を炒めて、目玉焼きを二個とキャベツの千切りを添えて、お皿に盛り付ける。こんな時のお皿は、以前、結婚式の引き出物で頂いた、「ウエッジウッド」。安物の料理の時は、高級なお皿にすると、贅沢な気持ちになる。

 この「赤ウインナー」だが、我が家では、私以外は誰も食べない。贅沢な話ではないか。私は、ウインナーと聞くと、すぐに、この「赤ウインナー」が頭に浮かぶ。最近は、スーパーでも、あまり置いていないので、探すのが大変である。

 珍しく、何の用事もない一日である。こんな時にこそ、資料整理をしたり、やり残した仕事をすれば良いのだが、つい流されてしまう。

 夕方から、一杯飲みながら、先日、レンタルした「バグジー」という映画を見た。この映画は、もう過去に五回ほど見ているが、何度見ても飽きない。好きな映画の一つだ。

 ラスベガスを造った男として知られている、「バクジー」こと、ベンジャミン・シーゲル(1906年2月28日 - 1947年6月20日)はアメリカのギャングで、ラスベガスの開発推進者。渾名はバグジー (Bugsy)。意味はばい菌、害虫といった蔑称で、彼自身はこの名を忌み嫌っていた。性格は荒っぽく気分屋だったが、社交的で女好きだったという。身長は180センチを超す長身で顔は映画スター並のハンサムだった。彼は服装には気をつかい、当時としては破格の200ドルもするスーツを着て、シャツはハンドメイドでシルクのもの、整髪にも手を抜かず。指にはマニキュアをしていたという。身体もジムに通い鍛えていた。ナイトクラブやレストランでは気前もよくウェイターにはチップを渡していたという。

 愛人のヴァージニア・ヒル(ホテル名のフラミンゴは彼女の女優時代の愛称)に浪費癖があり、現実に彼女が多額の現金をかすめ取ってヨーロッパに逃亡したことで、1947年6月20日夜、カリフォルニア・ビバリーヒルズのヒルの邸宅で一人ソファに座り新聞を読んでいるところをヒットマンのエディ・カニッツァーロにM1カービン銃で顔などを銃撃されて殺された。

 映画、「コ゜ッド・ファザー」に出てくる「モー・グリーン」は、この「バグジー」がモデルとなっている。

2 ※レンタルにあります。是非、見て下さい。

 そんな訳で、今日は、家飲み。

 


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男の酒

2011-10-09 12:41:03 | インポート

十月五日(水)雨。

 寒い朝だった。秋になって、初めて掛け布団を出した。午後から歯医者へ。終了後に、愚妻を迎えに行き、帰宅。夕食は「鶏鍋」にした。

 最新の「燃えよ祖国」の頁が余ってしまったので、一頁分、酒について書かせて頂いた。ブログを読んでいる方でも、機関誌を読んでいない人もいるので、転載してみたい。

  ヨコハマ物語Vol1 男の酒    
 

 初めて、ホテルのバーへ行ったのは十八歳の時。ニューグランド・ホテルのバーのカウンターに座って、ハイボールをオーダーした。
「ガキの来るところではない」と、目で語っても、口に出して言わないのが、一流ホテルの優しさだ。
 名物のバーテンさんから、「お兄いさん。ウイスキーをソーダーはもちろん、コーラやジンジャエールで割っても皆ハイボールなの。こう言う場所に来た時は、『ウイスキー・ソーダー』とオーダーし、更に、ウイスキーの銘柄も指定するのが、大人のしぐさ」と教えられた。
 ニューグランド・ホテルのバーなど、当時、十八歳の私が気軽に出入りが出来るような所ではなかったが、格好良く酒を飲みたいばかりに、目一杯背伸びして通った。
 60年代のヨコハマには、おしゃれなバーやレストランが沢山あった。そのほとんどは、本牧や中華街、あるいはその周辺にあって、通った店の数だけ、飲み残しのビールのような思い出がある。
 日本大通りの元の県警本部のすぐ近くのビルの地下に「スリー・ネーション」というバーがあった。ジャズのバンドが入っていて、料理は、確か五百円のバイキング。
 カウンターには、船乗りをダンナに持つお姉さんよりはもう少し年増の女性が、器用にカクテルを作っていた。
 一緒に行った彼女のために作ってくれたのが、木のカップに入った「ハワイコナ」。
 歌の文句ではないけれど、腕に錨の刺青をした太っちょの外人のオヤジがいた「コペンハーゲン」では、粋がって「ロンリコ151」を四杯飲んで、トイレで寝てしまい、彼女にフラれた。
 シーグラム・セブンのセブンアップ割りは「セブン・セブン」、コーラ割りは「セブン・コーク」。カナディアンクラブのコーラ割りは、「CCコーク」と教わったのは、本牧の「スターライト」のバーテンさん。
 北方謙三の小説で有名になる前から、中華街の「チョーズ・プレイス」で「ターキー・ソーダー」を飲んでいた。 
 その店にいたバーテンダーのラッキーが、マリンタワーの裏でお店を始めた。
 私の顔を見ると、黙って「ターキー・ソーダー」を作ってくれたが、「最近、医者から糖質を控えろ、と言われている」と言うと、何処で知ったのか、笑って「黒霧島」のロックを出してくれるようになった。
 ヨコハマの人たちが集まるおしゃれなバーで焼酎もないものだが、言い訳は「血圧」と「血糖値」といえば、大概のことは許されるような歳になった。
 


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代官山の小川軒にて食事。

2011-10-09 12:31:19 | インポート

十月四日(火)晴れ。

午前中、一時間ほど歩いた。その後は、事務所にて仕事。

 夜は、大行社の三本菅会長のご好意で、代官山にある小川軒にて食事会。代官山駅周辺は、とてもおしゃれな街で、オヤジの私には、とても似合わない雰囲気である。

 六時に、会食。フランス料理のコースに、ワインに森伊蔵。いやはや贅沢な食事を堪能した。二次会に誘われたが、横浜で先約があるので、お暇して横浜に戻った。


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