十月十五日(土)雨のち晴れ。
朝七時に、社友の藤田君、大悲会の山下君に迎えに来てもらう。空は曇天で今にも泣き出しそうである。心配なのでタープテントを三張り持って行った。九時前に伊勢原の浄発願寺に着。長い間病気加療中だった正田秀幸氏が来ており、元気な顔を見てホツトする。
十時過ぎになって墓前祭に参加する人たちが来訪するが、この頃より雨がひどくなり、止む気配もない。塚越住職や野村先生の奥様と相談して、このまま雨が止まなければ、本堂だけの焼香にして、墓前は中止しようということになった。
※法要の前に社友の方々と。カメラに雨が写っている。写真は平早勉氏。クリックすると大きくなります。
今回の墓前祭に参加して頂いた方は、約百名。先生が亡くなられてから十八年。そして案内状も出さずにいたにもかかわらず、これだけ多くの方々が出席して頂いた。本当に感謝する次第です。特に、九年ぶりに、サムエンタープライズの盛田正敏社長が出席してくれたことには、格別の思いがある。
本堂での法要は十一時からだが、この頃より雨が小降りになってきた。塚越和尚曰く、「久し振りに盛田さんが元気な姿でお見えになったので、野村さんの感激の涙ですよ」。その通りかもしれない。
墓前に移動して、焼香をするときには、雨はすっかり上がって、青空が広がっているではないか。そして上着が必要でないくらいに暑くなってきた。正に「野村マジック」である。三年前に、ご夫人や門下生と共に、フイリピンのマタブンカイ海岸に、夕日の影像を撮影した時もやはりそうだった。台風の余波で、雨が激しかったが、何と一時間だけ晴れて夕日の撮影が出来たのである。今回と言い、野村先生のご加護であると思っている。
その後、墓前での焼香を済ませた後に、直会の会場である中華街に向った。直会に参加したのは九十名。墓前祭に参加したほとんどの人が出席してくれた。嬉しい限りである。
終了後は、社友会の皆さんと「サリーズバー」へ転戦。二時間ほど、野村先生の話や、政治の話題を肴に旧交を暖めた。