十月二十一日(金)曇り。出陣学徒壮行大会の日。
昭和十八年のこの日、小雨のそぼ降る神宮において、祖国の危急を救わんとして戦場に赴く出陣学徒の壮行会が行なわれた。その映像はユーチューブなどで見ることが出来るが、何度見ても、感動して涙が溢れる。あの映像に写っている人たちの中の、どれほどの人たちが戦場に散って行ったのか・・・。今日の日本の平和と繁栄は、その人達のご加護であることは、いまさら言うまでもない。
また、左の人たちにも今日は大切な記念日、「国際反戦デー」である。国際反戦デーとは、1966年10月21日に日本労働組合総評議会(総評)が「ベトナム反戦統一スト」を実施し、それと同時に全世界の反戦運動団体にもベトナム戦争反対を呼びかけたことに由来する。ジャン・ポール・サルトルが「世界の労働組合で初めてのベトナム反戦スト」と総評を讃えた1968年には、新左翼による新宿騒乱を起こすまでになった。まあ左翼運動の衰退と共に、最近では、この日に大きなデモや集会がなくなったようだ。
野村先生が、なぜ自決の日を10月20日としたのか。それは、関行男大尉らによる神風特別攻撃隊の出動命令が下った日だったからである。今月は、何かと考えさせられる日が続く。