十一月七日(月)晴れ。
八時に起きた。昨夜、冷凍庫をあさっていたら夏に買って、冷凍していた「舟納豆」が出てきたので、これは僥倖と自然解凍して今朝食べた。ご存知の方もいると思うが「舟納豆」は、納豆の王様です。あちこちにも送ってやりたいのだが、クールでの送料が高すぎるのがタマに傷で、いつも躊躇してしまう。
正午に、井土ヶ谷の駅の近くの喫茶店において友人等と歓談。その後事務所へ。先日、公開された見沢知廉氏のセミドキュメンタリー映画「天皇ごっこ」の劇場用パンフレットが出来ていて送られて来た。五十頁もあるもので、とても映画のパンフとは思えない。四十頁に見開きで私の原稿が掲載されている。
その他、「AERA」の十一月十一日号が、編集部の藤生明さんから送られて来た。添えられた手紙には「暴排条例」はおかしいでしょ」という記事を三回ほど掲載します。とあった。私は、なぜ日頃から人権や差別にうるさい左派の弁護士や知識人が、この「暴排条例」には声を挙げないのか不思議でならなかった。この条例は、何もヤクザや右翼のみならず、いずれ左翼、市民団体にまで適用されると思う。体制側は、自分等に反対する全ての者や団体を排除したがるものなのだ。先輩の山浦嘉久先生ではないが、「戦前の治安維持法を彷彿とする」というのは、私は正しいと思う。
作家の、宮城賢秀さんからも「裏柳生探索帳」(学研M文庫)をご恵送された。宮城さんからはいつも新刊をご贈呈される。事務所の書棚には「宮城文庫」が出来るほどだ。そういえば、昨日の生産党のお祝いで久し振りに笠原正敏氏とお会いした。野村先生が「河野邸焼き討ち事件」にて戦線復帰し、蒲田を拠点としている頃、笠原氏や宮城氏とは良く飲んだものだ。もう三十年も前の事だ。
夜は、友人と近所で中学の先輩が経営しているすし屋「浜一」にて一献。混んで来たので、我が家に転戦して九時過ぎに解散。