八月二十四日(金)晴れ。
午前中に、上の子供を連れて歯医者へ。終了後は、ランドマークの書店で暇つぶし。私は、この時間がかなり好きだ。何もすることがないときは書店に行く。森林浴ならぬ「活字浴」である。特集が面白くて、久しぶりに「SAPIO」を買った。「ネトウヨ亡国論」というもの。鈴木邦男さんや櫻井よし子さんの原稿が良かった。後は、批判のための批判に終始し、読んでいて余り気持ちの良い物ではなかった。
お会いしたことはないが、FBでの「友達」の鈴木智彦さんの「「追跡!輸出されるヤクザ」というリポートがあった。迫力のあるものだった。
鈴木邦男さんは、原稿の中で、亡くなられた弁護士の遠藤誠先生の言葉を引用して、このように書いている。「思想は百パーセント違っても、尊敬できる敵は何人もいる。反対に思想は同じだが尊敬できない人間もいる。一体感を原動力運動している間は気付かないが、やがて時間が経つと、仲間の中にさえ、ろくでもない人がいることを知る時が来る。彼ら(注・いわゆるネット右翼)には、そうした試練が待っているのだと思う」と。
私は、そういったことを随分前から感じていた。従って、少数の同志は別として、それ以外の人たちとは、プライベートではなるべく付き合わないようにしている。若いうちは、仲間だけで通じ合う言葉を交わしていることに居心地良さを感じていたが、今はそんなことも無くなった。運動などとは関わり合いの無い一般の人たちといるほうが楽しくて勉強にもなる。そういう意味では、友達には恵まれている方かもしれない。
還暦を過ぎて、現役でいられる時間は残り少ない。だからこそ「嫌だな」と思う人たちとは、なるべく席を同じくしたくない。偽ざる気持ちである。
夜は、藤棚商店街の今年最後の縁日に行った。時間が早かったので、カメ&アコちゃんやヒデちゃんたちと「颯」で一杯やってから出かけたが、出店が少なくて少々さみしかった。その後「やまと」へ転戦して帰宅。