八月二十日(月)晴れ。
オリンピックのメダリストのパレードに五十万人もの人たちが集まったそうだ。出来たらビルからの紙吹雪の嵐が見たかった。またどうせパレードをするならば二重橋前まで行って両陛下にご会釈を賜る。四年後はそうであってほしいものだ。コロコロ変わる首相よりも、万世一系のご皇室の方が何万倍も尊いのは言うまでもない。マッ比べたらだめか。とにかく、メダリストに限らず、参加なされたすべてのアスリートに拍手。
女子サッカーのなでしこジャパンは、大会中のイエローカードがわずかに一枚。参加した中で一番少なかったそうだ。それでこそ「大和撫子」である。勝つことも大切だが、アマチュア競技ではフェアプレイこそ尊いものだ。そういった選手が日本人の代表であることを誇りに思う。どこかの国に見習わせたいものだ。
柔道だって、金メダルが取れなくなったと言っても、日本柔道らしく「一本」にこだわってほしい。プロレスじゃないんだかから、チマチマした柔道をしても仕方がない。永久に、「柔」の「道」の伝統を守ってほしいと思っている。
午前中は、上の子供を連れて歯医者へ。終了後は、ランドマークの中にある書店で親子で暇つぶし。私は、月刊「文藝春秋」を買った。今月号の特集「太平洋戦争―語られざる証言」に興味があったからだ。一階にあるスタバで、「ホツトのショートラテ」(やっと最近言えるようになった)を飲みながら、読んでみたが特集としては良いが、まあ早い話が、「巷間言われてきましたが、『実は、こんなこともありました。これが真実です』」といった、余り後味の良くない記事(証言が)多かったように感じた。正直言って感動するようなものが一つもなかった。きっと編集者が若いんだろうな。買って損、とは思わないが、タイトルにあるように「完全保存版」の価値はないと思った次第。
夜は、相変わらず酔狂亭で「月下独酌」。頂いた「金霧島」はハレの時に飲むとして、「黒霧島」の減りが早い。