十一月二十一日(水)曇り。
私の好きな「唐詩選」(岩波版)の最初に出てくるのが、唐創業の功臣であった魏徴の「述懐」。その詩は「中原に還(ま)た鹿を逐(お)い 筆を投じて戎軒(じゅうけん)を事とす 縦横の計は就らざれども 慷慨の志は猶お存せり」で始まる。「昭和維新の歌」の中にも引用されている有名な漢詩である。
衆議院の解散が決まり、各政党は選挙モードに入った。新党が乱立して、さながら、「中原に鹿を追う」ごときである。
このままで行けば、自民、石原・橋本連合の「維新」、公明、民主、「みんなの党」以外は、はじき出されそうだ。多くの政治評論家は、選挙後に政界再編があるのではと予想している。どの政党が政権を担っても、改憲に邁進してもらいたいものだ。
午前中は、愚妻と共にお歳暮の手配。お世話になっている方へのご挨拶は欠かせない。また、機関誌「燃えよ祖国」の有料購読者の方が更新料金を振り込んで頂いたお礼と暮のご挨拶を兼ねて、野村先生の葉書き大写真を額に入れて送らせて頂いている。机の上にでも飾って頂けたら幸いです。
午後から、大行社の幹部会議に出席するために東京行き。夜は、六本木にて懇親会。十時近くに帰宅。