十一月二十五日(日)晴れ。憂国忌。
今日は、憂国忌。あらためて言うまでもないが、三島・森田両烈士が「憲法の改正」などを訴えて自決なされた日である。日本学生同盟に関係する人たちが毎年、追悼祭「憂国忌」を行っている。この「憂国忌」は、今や季語として定着している。いつの日か、野村先生の追悼祭「群青忌」も広く国民の間に定着してもらいたいものだ。
今日は、六時半から二子玉川駅近くのレストランで、大行社の世田谷支部主催の忘年会があり出かけた。横浜から東急線に乗って自由が丘へ、ここから乗り換えて二子玉川へ。高校生の頃に、二子玉川の手前の上野毛駅近くにあるドライブインでアルバイトをしていたことがあった。
自由が丘に早く着くと、駅前にあった古書店に行き暇をつぶしたり、お金がある時は「5スポット」というジャズ喫茶に入った。今もあるのだろうか。上野毛で降りて玉美大の前を通ってアルバイト先へ行った。土曜日などは、朝まで働いて始発が通るまで、お店の周りを散歩したが、さすがに高級住宅街とあって、豪華な家を見て圧倒されたものだ。
後年、玉川高島屋の道路を隔てた前にあった「菩提樹」というレストランが好きで通った。地下に続く壁には日本鋼管の溶鉱炉の煉瓦が使用されていたり、椅子が日本商工会議所の椅子だったりで凝った造りのお店だった。書画骨董がお店のインテリアとなっていて中国の思想家で日本に亡命した胡蘭成の書があったことを覚えている。エビフライが特大で感激したものだ。このお店もまだあるのだろうか。
そんなことを思い出しているうちにニコタマ着。会場へ。大行社の人たちに挨拶して「もつ鍋」を囲む。帰りは、明鏡会の仲程通也会長や菊水国防連合の大塚正美氏らに送って頂き帰宅。