白雲去来

蜷川正大の日々是口実

風化させても良い事件もあるように思う。

2017-10-09 13:36:25 | 日記
十月八日(日)晴れ。

カレンダーを見たら、今日は「寒露」とあった。その寒露とは、草花に冷たい露が宿るという意味です。秋の長雨が終わり、秋も深まり始める頃です。東日本ではもみじの紅葉が始まり、農作物の収穫も行われます。とは「コトババンク」の受け売り。朝食は、昨日の反省を込めて、お粥にした。そのお粥の中に入れた、鳥のもも肉を取り出して、ネギとごま油で「蒸し鶏風」にした。もう一品は、自宅の近くの中華総菜を販売している「正華」というお店で買った餃子。食後に、良い天気なので、家の周りの雑草刈りと雑木の枝払い。結構汗をかいた。

テレビで、今から二十九年前に起きた猟奇的な犯罪、いわゆる「連続幼児殺害事件」のドキュメンタリーを見た。犯人は、当時二十七歳の宮崎勤。連日報道されたこの事件のことは良く覚えているが、あらためて見ると、もう事件から二十九年も経ったのかと、時の流の速さを実感した。逮捕された宮崎は、九年前の六月十七日に、東京拘置所で死刑が執行された。執行命令書の署名を行った法務大臣は鳩山邦夫である。

このテレビを見ていて思ったことは、宮崎によって帰らぬ人となった子供たちの両親は、どんな思いなのだろうか。ということであった。事件から約三十年。忌まわしい記憶が薄れかかっている時に、また事件のことが甦る。ご両親や親族の方たちには、気の毒だなぁー、と心底思った。良く、「事件を風化させてはいけない」と言うが、風化させても良い事件もあるように思う。

夜は、久しぶりに松原商店街の「魚孝」にて、マグロを買って、それを肴におとなしく、酔狂亭で月下独酌。

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群青忌が近い。

2017-10-09 12:46:17 | 日記
十月七日(土)晴れ。

今月の二十日の群青忌の前夜祭や翌日の二十四年祭・群青忌の段取りは、ほぼ終了した。十五日の日曜日に、松本佳展君や社友、同志らが先生のお墓の清掃を行う。私も参加予定だったのだが、当日、友誼団体の結成五十周年があり、そちらに参加することとなった。お墓の掃除は、朝九時集合と少々早いのですが、我こそは、と思う方は是非ご参加ください。

私たち門下生は、自決の翌年から、遺著となった『さらば群青』にちなみ、追悼祭を「群青忌」と命名して毎年各地において追悼祭を行なってきた。命名者は、私が道の兄と慕った、元楯の会の故阿部勉さんである。平成六年の第一回の群青忌から、平成十六年の第十回までは、毎年開催してきたが、恩師の思想と行動を恢弘することが第一義であるにも関わらず、群青忌を開催することが、目的のように思え、実行委員の協議の結果、以後は五年毎に追悼集会を開催することになった。その間は、菩提寺である、伊勢原の淨発願寺において、毎年法要を行っている。

追悼祭において講演をして頂いた方々の名前を挙げてみれば、(注・肩書は講演当時のもの)大原康男(國學院大学教授)猪瀬直樹(作家)、福田和也(文芸評論家)、長谷川三千子(埼玉大学教授)、藤井厳喜(国際政治学者)、小林節(慶応大学教授)、犬塚博英(民族派思想家)といった著名の方々である。来年の二十五周年祭の折には、上記の方々の追悼講演集をまとめてみたいと思っている。

良い天気なので午後から、ウォーキングに出た。たっぷり一時間半。途中、横浜の市大病院に心不全で入院している志村馨君を見舞った。十二日に、ペースメーカーを入れる手術をするとのこと。そうなると、仕事として車を運転することが出来なくなるらしい。何とか頑張って貰いたいものだ。その後、下町の中華「一番」と言うお店で、昼食を兼ねて一杯やった。運動の意味がないと思われるかもしれないが、足腰が丈夫になればそれでいい。
 

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なるべく手紙を書く。

2017-10-09 12:09:22 | 日記
十月六日(金)曇り。

ここの所、毎日手紙の返信に追われている。実話誌に連載をさせて頂いているせいもあるのだろう、全国の拘置所や刑務所から手紙を頂く。運動関係の同志ならば、支援の意味を含めて必ず返事を書いたり、本の差し入れをするのだが、過去に一度も会ったことのない人からの手紙は、申し訳ないが、「返信は一度だけ」とさせて頂いている。正直言ってきりがないからだ。中には、「出所してから必ずお支払いするので、本を送って下さい」とか、露骨に「お金を貸してほしい」などと言ってくる人もいる。多いい時には、月に十通近く来るのだから、いちいち返信するのにかなりの体力を要する。

ものを送って頂いた時など、印刷したお礼状ではなく、悪筆なのだが、なるべく直筆で書くようにしている。まあ考えてみれば、ミミズののたくったような字で手紙を貰っても、嬉しくもないだろうが、心を込めて、という気持ちで書いている。今日も、朝から六通書いた。

朝食は、赤ウインナー、丸善の漁ニソ、目玉焼きにキャベツの千切り。昼は無し。夜は、家族がそれぞれの理由で誰もいないので、カメちゃんを誘って「やまと」へ。「一休」に転戦してから帰宅。

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