白雲去来

蜷川正大の日々是口実

墓前祭と直会。

2017-10-25 10:49:55 | 日記
十月二十一日(土)雨。

六時に目覚ましのベルが鳴る。布団の中で耳を澄ませば雨の音が聞こえる。野村先生は「晴れ男」だったのに、私の行いのせいか。着替えて、大熊雄次氏と共に、社友らの泊まっているホテルに向かう。レンタルした大型バスを社友の人見仁さんが運転。一路伊勢原に向かう。途中、道を間違えたのはご愛嬌。

九時前に、お寺着。すでに同志の方々が雨の中で、我々が着くのを待っている。雨よけのテントが二つしかない。先のことを考えて、せめて十個ぐらいは確保しようと思った次第。十一時の墓前祭に、足元の悪い中に多くの方々が参加してくれることに頭が下がる。また雨の中をカッパを着て、駐車場の整理や会場の整理に汗を流してくれる社友に感謝。十一時に法要開始。終了後に墓前へ。

わたくしは、直会の会場となる中華街のお店に一足早く向かう。人数の把握が、当日でなければできないので、かなり大変である。今年も、百二十名の方が参加。テーブルは満杯。特に、今回は、姫路から、NPO法人・五任會の竹垣悟会長、先ごろ筆名の高い、沖田臥竜、花田庚彦の両氏、そして本名よりも「猫組長」というペンネームの方が有名なS氏が、初めて直会に参加して頂いた。ちなみに竹垣会長は、二十年祭の時にお会いし、ご挨拶をさせて頂いた。和やかな雰囲気の中で、三時間。お店のスタッフの方々、参加して頂きました皆さんに心から厚く御礼を申し上げます。

私は、ほとんど食事をしていなかったので、受付を担当して頂いたスタッフの皆さんと、「安記」へ。その後、サリーズバーに行けば、あらら、社友ばかり。一時間ほどいて、自宅に戻った。

※二十四年祭の記念品としまして、野村先生の俳句「蝉しぐれ 一度限りの 命かな」を写しました扇子を作りました。一本三千円(送料・税込)です。郵便振替用紙と共にお送りさせて頂きます。メール・snforever@proof.ocn.ne.jp もしくはFAX045-721-8443にてお申込み下さい。尚、写真見本・扇子立ては付いておりません。撮影用です。

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前夜祭

2017-10-25 09:32:47 | 日記
十月二十日(金)雨。

皇后陛下のお誕生日「地久節」。起床後に皇居を遥拝。また、今日は、野村先生のご命日「群青忌」である。玄関にある先生の写真に手を合わせ、お仏壇にも手を合わせる。正に「まためぐる秋のさみしさ 天の濃さ」。今年は二十四回忌となる。

野村先生が、どのような思いで、二十四年前の今日、自決なされたのかは、遺著となった『さらば群青』や、山平重樹氏の『激しき雪―最後の国士・野村秋介』に詳しい。自決なされた翌年から、追悼集会「群青忌」を開催してきた。三島由紀夫先生のご命日が「憂国忌」として、歳時記に認知されているように、「群青忌」もそうありたい、と思って努力している。本来は、曜日に関係なく、ご命日に、追悼集会を催したいのだが、やはり全国から参集する方々のことを考えると、土曜日にせざるを得ない。

明日の追悼集会に先駆けて今日から横浜に来ている人たちと一緒に、恒例となった「前夜祭」を行う。いつもは会場の確保に苦慮するのだが、今年は、盟友の古谷喜久男さんの計らいで、彼の関係する屋形船を貸し切っての「前夜祭」となった。正直言って、横浜港で屋形船に乗るのは私も初めてのことである。みなとみらいの夜景に囲まれながら、社友、同誌、友人等、総勢三十名。人良し、酒良し、肴良しの三時間だった。明日が早いので、二次会は無し。

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