白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酒と映画と読書の日々。

2020-08-30 17:25:48 | 日記
8月19日(水)晴れ。

なるべく本を読もうかと思っているが、一杯飲むと、本が睡眠薬のようになってしまうので、本は、もっぱら昼間に二時間ほど読むようにしている。あまり暑くて、ウォーキングが出来ないので、自分自身にスマン、スマンのオスマントルコと言い訳しながらクーラーの恩恵にあずかっている。月額低料金で見ることのできるネットフリックスとアマゾンプライムで、かなり映画を見るようになった。自宅の近くにあったツタヤとブックオフが撤退して以来、前述の二つにはお世話になりっぱなしである。

昨日見たのが、岡本喜八監督原案の『独立愚連隊シリーズ』の二作目で1960年公開の『独立愚連隊西へ』。前作とのつながりはなく、加山雄三の初主演作である。前作の『独立愚連隊』同様、中国北部線戦を舞台に西部劇風な活劇とコメディの要素をまぶした喜八タッチといえる手法で、戦争と人間を描いた娯楽作。テーマ曲の明るさも含めて理想主義的ともいえる明るい戦争映画となった。だが、消えた軍旗捜索のためにだけに敵味方が争奪戦を繰り広げるという戦争の持つ愚かさを訴えていて、岡本喜八監督の代表作『肉弾』(1968年)に通じる戦争批判の精神は、底辺にはしっかりと流れている。(ウイキ)

てっきり佐藤允の主演シリーズ映画と思っていたら、この二作目は加山雄三が主演だったとは、知らなんだ。ある時、日本のチャール・スブロンソンと言われた佐藤允が好きで、あの独特で不敵な笑い顔は、何とも魅力があった。「戦争批判の精神は、底辺にはしっかりと流れている」と言うが、そんなことを気にして見たら、へそで茶を沸かす。娯楽映画として普通に楽しめば良いというのが私の流儀。

朝は、伊勢原は「寿雀卵」でTKG、塩鮭、とろろこぶのスープ。昼は抜いた。夜は、仲良しの石川ファミリーと「やまと」へ。途中から佐伯さんご夫妻合流。その後「愛福楼」へ転戦。正に、酒と映画と読書の日々である。



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