1月16日(土)晴れ。
良い天気である。のんびりと起きた朝食は、伊豆高原の「山幸」のアジの干物、茶碗カレー、ワンタンスープ。朝食が遅かったので昼は抜いた。夜は、マグロの刺身、ヒレ肉炒め、ナスと豚肉の炒め物。酔狂亭にて月下独酌。お供は「黒霧島」。
江戸時代から続く川魚料理の名店で、夏目漱石ら文豪に愛され、映画「男はつらいよ」では寅さんの妹さくらの披露宴で舞台になった東京・葛飾柴又の料亭「川甚」が、コロナ禍による経営難を理由に1月末で閉店する。創業231年。都内で相次ぐ飲食店の「コロナ閉店」の中で最も歴史ある店。日本食の文化継承に影響が出ると心配する声も上がる。というニュースがあることを盟友からラインで知った。
「川甚」に最後に行ったのは、二年前の4月のこと。諸先輩や仲の良い人たちなど20名ほどで、一献会を催した。初めて、そのお店に行ったのは、もう30年以上も前で、亡くなられた阿部勉さんが勧進元となって野村先生や犬塚博英先輩などと酒席を共にした。(写真はその折のもの)これまで5回ほどしか行ったことがないが「人生劇場」の瓢吉とお袖の出会いの場所としても知られている老舗の閉店は寂しい限りである。