1月26日(火)晴れ。
この3,4日は充実していた。というよりも恵まれていたと言った方が正しい。良い酒、良い肴と良い本とにだ。伊勢の道友からの牡蛎。生ガキにはレモン、生ライム、ケチャップを用意して大皿に氷を敷いた上に山盛り。私は、夏の「岩ガキ」など大ぶりの牡蛎が苦手で、送って頂いたような、やや小ぶりのものが好きである。定宿の「オアジ」に行くと、マスターの三ちゃんが「手ごろな牡蛎がありますよ」と言って、小ぶりなものを出してくれる。それぞれの味の牡蛎を一つ食べては、酒で口を洗う。酒のみにしか分からないだろうなぁー。
その他は、オーブンで15分ほど焼いた「焼き牡蛎」。これには、「フクイのカレー」の福井さんおすすめの「パレスチナのオリーブ・オイル」に岩塩を入れたオイルにつけて食べる。アヒージョのお手軽番だ。芋焼酎のロックが合う。更に、ニンニクと青唐辛子とオリーブオイルをたっぷりと入れたアヒージョにもした。青唐辛子を使うことで気分は少し韓流に。ヒー、ヒーでアヒージョとなる。
盟友からの「厚切りタン」には、スライスし、素揚げしたニンニクチップを山盛り乗せて食べる。自宅でしかできない味だ。ハラミは、ピンと来て、パン粉を付けて揚げて「カツ」にしてみた。失敗だった。子供たちから「余計なことをしないで」と怒られた。どうやら硬かったらしい。まあたまにはそんなこともある。
そして読書は、今年と言ってもまだ一月だが、一番楽しく読めたのが山平重樹さんの『昭和を築いた東洋一のナイトクラブ赤坂「ニューラテン・クオーター」物語』(双葉社・1800+税)である。長くなるので、この本のことは次回に書く。いい巣ごもりを続けている。