5月21日(金)雨。
何時の頃からか覚えていないが、自宅の前の会社の周りの木にホトトギスが棲むようになって、早朝から鳴き声を聞かせてくれる。子供が小学生の頃に、「ホトトギスは習いもしないのに『法華経、法華経』とお経を読むんだよ」と言った、とても感心していた。今もその時のことを覚えているのだろうか。
ホトトギスと言えばすぐに浮かぶのが佐々木信綱作詞、小山作之助が作曲した「卯の花も匂ふ垣根に ほととぎすはやも来鳴きて しのび音もらす 夏は来ぬ」の歌。ちなみに卯の花とはウツギのことで、アジサイ科の落葉低木。茎が中空のため空木(うつき)の意味ともいわれ、卯月(旧暦4月)に咲く花の意とも言われる。なぜかこの歌に、遠い昔の小学校の教室が重なる。「夏は来ぬ」以外では、「故郷の人々(スワニー河)」、「紅葉」、「故郷」、「朧月夜」といった唱歌が好きだ。
朝食は、野毛の「尾島」のメンチカツ、マカロニサラダ、昨日の残りのシチュー。昼は、やはりメンチカツ、ロースハム、目玉焼き。夜は、カツオ、千葉は千倉土産のサバの文化干し。恐る恐る酔狂亭にて独酌。