白雲去来

蜷川正大の日々是口実

初霜。

2022-11-02 16:08:09 | 日記

10月27日(木)晴れ。

寒いと思ったら、ニュースで初霜の便り。初霜と聞くと三島由紀夫烈士の辞世が浮かぶ。益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜。「初霜」とは、その年の秋から冬にかけて最初におりる霜。昭和45年11月25日、市ヶ谷の自衛隊東部方面総監室において「憲法改正」などを訴えて、森田必勝烈士と共に割腹自決をした。私は、この事件に影響を受けて民族派運動に入った。人生のターニングポイントとなった出来事でもある。

日本人に最も知られている漢詩の一つに「楓橋夜泊」がある。その最初の詩は、「月落ち烏鳴いて霜天に満つ」である。月は西に傾き、烏の鳴き声も聞こえ、空一面に霜がおりそうな気配が満ち満ちている。(『自然をよむ』・NHK学園より)いかにも寒そうである。

自殺者の葬出て光る 霜柱。とは野村先生の句である。

 

 


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焚火。

2022-11-02 15:44:48 | 日記

10月26日(水)晴れ。

最近どうも食欲がない。少し前までは、いい歳をして恥ずかしいのだが、お腹が空いて目が覚めることもあったのに、「お腹が空いた」感がないのだ。薬を飲む都合もあるので、無理して食べるのだが、もし薬を飲むことがなかったら、朝起きてから夕方まで、何も食べなくても大丈夫なくらい空腹感がない。

朝は抜いて、昼は「つた金」の焼きのりと永谷園の「松茸のお吸い物」で済ませた。夜は、しゃぶしゃぶ、清風楼の焼売、キュウリのナムル。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

10月も後半になると、当然ながら寒さが増し、厚手の毛布だけでは寒くて、慌てて掛ふとんを出した。私の子供の頃は、落ち葉を集めては良く焚火をした。その焚火が出来なくなったのは何時頃からだろうか。子供の頃に良く歌ったのが「たきび」という唱歌。一番の歌詞は、「かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ きたかぜぴいぷう ふいている」と言うもの。今の時代に落ち葉を集めて、焚火などしたら、警察を呼ばれるかもしれない。「焚火」もそのうちに死語となるのだろうか。


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