11月19日(土)晴れ。
朝食は、冷ご飯が沢山あったので、昆布とかつお節でたっぷり出汁をとって土鍋でお粥を作った。おかずは、白菜のおしんことキムチ。どちらもスーパーのものである。昼は、冷食の焼きおにぎり二個。夜は、自宅の近くに出来たロピアというスーパーに行ったら、牛肉で好きな部位の「ミスジ」があって即購入。塩コショウだけで焼いて、大根おろしとポン酢、ニンニク醤油、塩コショウと三つの味で食べた。他は、キュウリのナムル。モヤシ炒め。お供は「黒霧島」。家族で団欒飲み。
町内で、二カ月に一度くらい「ゴミ当番」の札が回って来る。期間は一週間だ。生ごみが週二回。ビン缶、プラが週二回。紙ごみが二週に一度。朝早く起きて、ゴミ捨て場にある「烏除け」の籠を設置し、午後に、それを片付けに行く。
私が子供の頃は、町内にゴミ箱があったが、今のように、清掃車が決まった日に収集に来る、なんてことはなく、分別などなかったので、何でも捨てていたので、そばを通るととても臭かった。どくとるマンボウこと北杜夫先生は、酔って、自分が本当に忍術を使えると思い込み、姿を消すために路傍のゴミ箱に飛び込んだことがあるそうだ。子どもだった私には、あの汚いゴミ箱に入るなんて言う勇気はとてもなかった。またトイレも汲み取り式で、バキュームカーが来ると逃げ回ったものだ。保健所の職員の「野犬狩り」を「犬殺し」と呼んで、とても怖い存在だった。冬も暖房は火鉢と豆炭をいれたコタツだけ。あかぎれやひび割れが出来た手をぬるま湯に浸すと、痛痒く気持ちよかったのを覚えている。今から64,5年前のこと。日本と日本人は、まだ貧しかった。※写真は、6歳ぐらいか。左から2人目が私です。