12月26日(月)晴れ。
朝食は、昨夜の「野菜鍋」の残りに「マルタイ」のラーメンを入れた。それに錦糸町のキムチ。昼は抜いた。夜は、成城石井の小籠包。、湘南餃子、豚肉とキムチ炒め、大沢菜園のサニーレタスと白髪ねぎの韓国風サラダ。お供は「黒霧島」を三杯だけ飲んだ。
過日、亡くなられた藤本隆之さんの事を少し書いたが、彼の短歌ではないが「楽しみは奴を肴に酒一合」だけにしていればと、しみじみ思う。寒くなり、稀に雪など降ると、なぜか湯豆腐を肴に一杯やりたくなる。私の場合は、湯豆腐の鍋に余計なものを一切入れない。出汁昆布とお湯と豆腐だけである。温ったら、小ぶりの深皿に生醤油にみじん切りしたネギとかつお節を入れて、そこに豆腐を入れて食べる。湯豆腐専用のアルミの鍋を使い、鋳物の置台に固形燃料で温める。この時は、焼酎のお湯割りにしている。
読んだことはないのだが、『現代豆腐百珍』という本があるそうだ。俳人の久保田万太郎がその本の「序」に、次のような小唄?を書いている。
「とどのつまりは 湯豆腐の あはれ火かげん うきかげん 月はかくれて あめとなり 雨また雪となりしかな しょせん この世はひとりなり 泣くもわらうも なくもわらうもひとりなり」(『文学歳時記』巖谷大四著・TBSブリタニカ)より。