五月十一日(土)曇りのち雨。
午前中に、修学旅行の打ち合わせと荷物を学校に運ばなければならないと言う子供と、その友達を車で学校に送って行った。四泊五日で北海道に行くとか。函館、札幌、小樽、旭川と豪華なものだ。ちなみに子供の行っている学校は、三選択制とかで、北海道の他に、沖縄、語学クラスは、何とカナダというコースもあるとのこと。
たかが(失礼)修学旅行で親も行ったことのないカナダなど論外だが、沖縄はこの時期は梅雨。北海道の選択は大正解である。最も、昨年の六月に沖縄には一緒に行っているので、北海道を選んだとのこと。下の子供も、来週から修学旅行で京都と奈良に行く。私が中学生の頃は、やはり京都と奈良に行った。上の子供が、中学生の頃に京都奈良へ行った折の写真を見たが、二条城などでは、私の時代に撮ったほとんど同じ場所で記念写真を撮っていたのには感慨深かった。高校の時は、九州だったが行かなかった。
高校と言えば、昨日、金沢八景に住む同級生の木川勲氏より、地元金沢の「わかめ」をご恵送頂いた。毎年、この時期に頂くのだが、私はこの金沢の「わかめ」が大好物である。知らない人は、えっ金沢八景や文庫の海で「わかめ」が獲れるのと驚くが、八景や文庫は私が中学生の頃までは遠浅の海があった。ほとんど埋め立てられてしまったが、今でも海はある。
確かに、北陸のわかめと比べると、少々見てくれが悪いが、何の何の、味は独特で美味しい。北陸のわかめが、公立の進学校ならば、「金沢のわかめ」は、横浜高校が、私たちの時代には、「横高」をもじって「ヨタ高」と呼ばれていた時代の不良の面影がある。とにかく気取らず飾らず、懐かしさとワイルド感がいいのである。早速味噌汁に入れたり、今日はわかめたっぷりのうどんを作った。
木川氏は、高校時代も有名で、学生服の下にダボシャツ、雪駄姿で登校していた。私と一緒に港で夜勤のアルバイトをやってから学校に行き、教室で寝ているということを何度も繰り返した。確か実家は魚屋さんだった。現在は、金沢の神輿会の重鎮として活躍している。最近は歳のせいか高血圧で調子が悪いようだが、健康に留意して頑張って貰いたいものだ。
夜まで、「大吼」の校正。もう一息である。一段落をしてから松原商店街へ買い物。マグロのブツを買ってきて酔狂亭で独酌。