白雲去来

蜷川正大の日々是口実

お灸を据える。

2021-08-17 17:04:58 | 日記

8月12日(木)曇り。

先日購入した女優の沢村貞子さんの『私の浅草』という本の中に、沢村さんの兄が、母の財布からお金をちょろまかしたことがバレて、うんと怒らたことが書いてあった。それでも「足の裏のお灸だけは、ちょうど帰って来た父のとりなしで、どうやら免れたけれど」。というくだりがある。最近ではあまり使わなくなった言葉に「お灸を据える」というものがある。本来の意味は「灸で治療をする」だが、一般には沢田さんの文ではないが、「きつく注意したり罰を加えたりしてこらしめる」。という意味の方が多く使われてきた。

私が、小学校に上がる前、母の都合で親戚の家に預けられたことがあった。年上の義姉が二人いる家族だったが、男の子がいない分可愛がってもらったが、ある時におねしょをしたことで、足の裏にお灸を据えられたことがあった。熱かったのと、怖かったことを今でも覚えている。果たして今、子供に本当に「お灸を据えた」ら大丈夫だろうか。恐らく児童虐待として扱われるのかもしれない。「お灸」と言えば、横浜は磯子の円海山に有名な「峯の灸」というのがあって、多くの人が通うという。子供の頃に銭湯などに行くと、背中にお灸の後のあるお年寄りを見かけたものだが、銭湯に行かなくなって久しく、そういったお年寄りがいるのか定かではない。

夜は、成城石井の「小龍包」、ナスと豚肉とキムチ炒め、カニカマとキャベツのコールスローのマヨネーズ和え。お供は「薩摩茶屋」。酔狂亭にて独酌。

  

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あの「村尾」の蔵元の焼酎「薩摩茶屋」。

2021-08-17 16:46:03 | 日記

8月11日(水)晴れ。

いやはやコロナに罹患する人の数が凄いことになっている。インド株とやらが流行する前は、一日で500人と聞いても、ひぇーと思ったのに、一気に2千人、3千人という数になっていてる。神奈川県だって連日千人越えだ。私的にはお国の言いつけを守ってほとんど自宅にいるが、仕事をしていてる家族はそうも行かない。ワクチンも私以外は打っていない。罹患しないことを神様に祈るばかりである。

朝食は、アコウダイの粕漬、赤ウインナー、とろろこぶのスープ。昼は、美味しい「錦糸町のキムチ」が届いたので、盛岡冷麺にした。夜は、カツオの刺身、きんぴら、豚肉とキムチのオイスターソース炒め。お供は、盟友から頂いた「薩摩茶屋」という初めて飲む焼酎。ラベルをよく見ると蔵元は何と「村尾酒造」である。森伊蔵、魔王と並ぶ幻のM、村尾の蔵元。癖はないがさっぱりした味。とても上品な味である。恐らくまだほとんど知られていないだろうが、この焼酎もいずれ手に入りくくなるのに違いあるまい。


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出兵と出征。

2021-08-16 12:00:00 | 日記

8月10日(火)晴れ。

10日と聞くと、未だにドキッとする。もちろんたまになのだが。もう何十年も前の話だが、お店をやっている頃、10日が従業員や酒屋などの支払いの日で、口座の残高を確認して当てにしていた入金がなく、支払いの額に足らない。仕方がないので知り合いの町金に先付の小切手を持って行って割り引いて貰った。確か金利は6分だったが、どうしてもやりくりが付かない時はジャンプ(小切手の支払期日を先延ばしにしてもらうこと)して貰ったり、一年のうちでは、やはり2月と8月が「やり繰り」の月だった。金がなくとも、そんな苦労をしなくなった分、ホッとしている。遠い昔の話だが。

朝食は、メンチカツ、赤ウインナー、目玉焼き、キャベツ千切り添え。昼は、コンビニの焼きそばパン。夜は、カツオのたたき、マーボーナス、トマトサラダ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

終戦の日が近くなると、気になるのがテレビの解説やご遺族のコメントである。祖父が太平洋戦争に「出兵しまして」。あるいは、テレビの解説の中に「○○さんの父は、太平洋戦争中、中国に出兵なされ」・・・。首をかしげざるを得ない。恐らく「出征」と「出兵」を混同して使っているのだと思う。確かに、漢字だけ見れば、戦地へ「兵隊」として「出て行く」とも読めるので「出兵」と勘違いしているのだろう。お国から召集を受けて戦地へ行くのが「出征」。国家が外地へ軍隊を出すのを「出兵」という。「私の祖父、あるいは父が、召集され、出征し中国に行きました」。というのが正しいかな。

「出征兵士を送る歌」はあっても「出兵兵士を送る歌」はない。

 


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閉会式。

2021-08-14 18:28:19 | 日記

8月9日(月)雨。

朝食は、サバの文化干し、もやしと豚肉のオイスターソース炒め、ナスの味噌汁。昼は抜いた。夜は、社友から送って頂いたトウモロコシを使って「トウモロコシご飯」、トウモロコシの天ぷら、ごぼうの肉巻き。お供は「三岳」。酔狂亭にて独酌。

三合のお米にトウモロコシを三個。実をそいでご飯に混ぜて、芯を一本、半分に切って、塩を少々入れて炊く。こんな時には思い切って買ったバーミュキュラの炊飯器はその本領を発揮する。さすがに美味しかった。

夜、家族でオリンピックの閉会式を見る。オリンピックに反対していた人も今回の日本人選手の活躍を見て、やって良かったと思ったに違いあるまい。閉会式で良かったのは盆踊りの「東京音頭」と宝塚の皆さんの「君が代」感動したなぁー。次のオリンピックの開催地パリのプレゼンもとても良かった。コロナが収まっていたら冥途の土産に、パリに行ってみたいと思った。

聖火が消えた。会場が闇に包まれる。ふと脳裏に浮かんだのが、芭蕉の「おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな」の句である。華やかさが消えた後の、あの何とも言いようのない寂しさ・・・。俗っぽいですが選手の皆さん、感動をありがとう。

それでも今日、9日は日本人にとって忘れられない日。長崎の原爆忌と日ソ不可侵条約を一方的に破棄してソ連が対日参戦をした痛恨の日。できるならば黙祷でもして欲しかった。


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男子マラソン。

2021-08-14 17:40:00 | 日記

8月8日(日)雨。

朝起きて、慌ててテレビのスイッチを入れる。オリンピックの男子マラソン。先頭集団の中に大迫選手の姿があった。寝室から居間に移動して応援する。日本記録保持者の大迫でもメダル争いに絡めない。陸上競技は昨今、特に男子の中長距離は世界との差が大きくなった。男子の1万メートルの世界記録は26分11秒。日本人の5千メートルの記録保持者は大迫傑の13分08秒42。二倍しても1万メートルの世界記録とほぼ変わらない。大迫が二人で5千メートルを走ってもようやく勝てるくらいの記録なのだ。世界のマラソン大会で日本の選手がメダルを手にするというのは、並大抵のことではない。男女共だ。特に、マラソンが賞金レースとなってからは、アフリカ勢の台頭が著しくなった。自国ではライバルが多く、代表の座を望めない選手が国籍変更をして世界に散って行く。今回の二位、三位の選手も多分そうではないか。

それでも、このレースで引退をするという大迫選手の入賞は嬉しかった。

朝は、お粥に春巻き。昼は抜いた。夜は、自宅の近所に出来たカトパンスーパーではないロピアへ行き、肉を仕入れて家族でスキヤキ、玉ねぎのサラダ、ごぼうのから揚げ。お供は「三岳」。酔狂亭にて独酌。

 


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