白雲去来

蜷川正大の日々是口実

世界はたった一人のならず者のために・・・。

2022-04-05 17:49:47 | 日記

3月25日(金)晴れ。

暖かい一日となった。冬から春になる時の暖かさは貴重で嬉しくなる。朝新聞を取りに玄関を出たらウグイスの鳴く声を聞いた。思わず杜牧の「江南の春」を口づさむ。

千里鶯啼いて緑くれなゐに映ず 水村さんかく酒旗しゅきの風 南朝四百八十寺 しひゃくはっしんじ 多少の楼台煙雨えんうの中。「千里四方のあちこちにウグイスが鳴き、赤い春の花が緑の木々に映えてなんとも美しい。見渡せば水辺の村あり、山里の村あり。酒場の幟(のぼり)が風にはためいているのも見える。南朝時代の四百八十を数える寺院。たくさんの寺院の楼閣が春の霧雨にけぶっている」。「マン防」も明けたことだし、風にはためく酒場の暖簾に誘われて一杯やりたいところだ。

ニュースで廃墟となったウクライナの都市を見るにつけ暗澹たる気持ちになる。強大な武力を背景に領土拡張の野心を持った独裁者の前には、なす術もない。避難民が押し寄せた国々は、今後財政の負担が深刻な問題となるに違いあるまい。それらの国を支援するEUや米国、英国、日本などの自由主義陣営も大変な支援を余儀なくされる。日本は連日の値上げラッシュ。世界はたった一人のならず者のために様々な苦難に直面している。そこまでして自分の野心と野望を実現したいかプーちゃん。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国防も戸締りと一緒。

2022-04-03 15:10:33 | 日記

3月24日(木)晴れ。

もう随分と前のことだが、横浜に「ロシアバー」といってロシア人の女性ばかりがいるというお店に行ったことがある。私たちのテーブルに着いた女性のほとんどがウクライナの出身だった。無知な私は、ウクライナと言うのはロシアの一つの州かと思い、ウクライナが地球上のどのあたりにあるのかさへ知らなかった。旧ソ連時代に刷り込まれた知識ゆえである。
 
好きな映画の「ひまわり」ではエンディングで地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑が評判となった。このひまわり畑はソビエト連邦時代のウクライナの首都キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソン州で撮影されたものであることや、7年前に公開された「ロシアンスナイパー」という映画の舞台になったのは、キエフ、オデッサ、セヴァストポリ(クリミア)とすべてウクライナであることを社友のFBで知った。
 
ロシアにしてみれば、モンゴル、ナポレオン、ナチスドイツとの戦い、スターリン時代の東欧への侵略と圧政。つくづく島国の、それも日本人で良かったと思うが、この平和だっていつまで続くか分からない。「どこの国が攻めてくるのか」と真顔で言った政治家がいたが、能天気なものよ。国防も戸締りをしっかりしていれば泥棒が入らないのと同じ理屈。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮嶋茂樹さんの現地レポートが凄い。

2022-04-02 18:12:31 | 日記

3月23日(水)曇り。

ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会にてリモートで演説。ロシアはスターリンの時代と全く変わっていないとつくづく思う。かつてのフィンランド侵攻、バルト三国の併合、強大な武力を背景に難癖をつけて武力侵攻する。困ったものだ。「文春オンライン」で戦場カメラマンの宮嶋茂樹さんが現地レポートをアップしている。まるで現場から実況中継をしている臨場感がある。

現場にも行ったこともないのに、まして英語やロシア語、ウクライナ語も分からないのに「今流れていてるのは、アメリカのプロパガンダ」、「アゾフ連隊が自国民を盾にして戦っている」とか言っているのをネットで見かけるが、どこにそんな根拠があるのか知りたいものだ。それを見たのかと・・・。意のままにならないウクライナに対して、業を煮やしたプーチンが核のボタンを押さないことを祈るばかりである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする