水曜日に、前日の夜間から意識障害があった83歳女性が救急搬入された。救急当番は神経内科医だった。37.6℃の発熱があり、発熱外来扱いとなったので新型コロナウイルス抗原検査から検査が始まった(陰性)。
頭部CTで脳室内に出血があり、診断はすぐについた。脳室内出血として、地域の基幹病院に搬送となった。通常の脳出血ではなく、脳血管の異常があるのだろうか。
水頭症を来たさなければ、保存的に経過をみて、リハビリ目的で当院に戻ってくると思われる。
昨日の当直は外部の先生だった。隣町在住の12歳女児が、嘔気・嘔吐で町内の内科医院から紹介されて受診していた。新型コロナワクチン接種1回目の後の症状だった。点滴して経過をみて、症状軽快して帰宅となっていた。
自治体によって、新型コロナワクチンの進行状況が随分違うようだ。人口の少ない市長村は相当に接種が進んでいる。