なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

直腸癌~肺結核疑い

2021年08月25日 | Weblog

 月曜日に消化器科医から相談された。内科医院から大腸癌疑いの72歳男性が紹介されてきていた。

 造影CTで直腸癌と確認して、内視鏡検査で生検もしていた。そこは想定内だったが、CTで右肺尖部に空洞性病変があった。肺結核疑いになる。

 地域の基幹病院の消化器内科と呼吸器内科に紹介しようとしたが、肺病変の検査をしてから、と言われたそうだ。それはそうだろう。

 

 喀痰はほとんど出ないというので、ネブラーザーで吸入して出してもらうか、だめなら胃液採取になる。3日間の喀痰抗酸菌染色と培養、それに結核菌PCR検査を提出してもらうしかない。

 次の日にネブライザー吸入後に喀痰を提出したが、抗酸菌染色では陰性だった。続けて、検査をしても塗抹では出ないのかもしれない。3日間の喀痰塗抹が陰性の時は、そこからどうしたらいいか。

 

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