スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

倉敷藤花戦&呼び出し

2010-10-21 19:57:48 | 将棋
 第18期倉敷藤花戦三番勝負第一局。対戦成績は里見香奈倉敷藤花が4勝,岩根忍女流二段が6勝。関西所属同士ですが東京将棋会館での対局でした。
 振駒で岩根二段の先手に。この両者ならば当然のように相振飛車。相三間飛車で両者浮飛車,後手が早めに8筋に転換しました。
                         
 ▲8六歩とは突きにくいようなので,▲8六角を限定させる意味はあったかもしれません。しかし△6四銀▲3九玉△7四歩と仕掛けていきましたので,そういう読み筋だったのでしょう。ただ▲同歩△7五歩▲7八飛△7四飛(第2図)となった局面は,あまり効果的ではなかったかもしれません。
                         
 実戦はここから一旦は囲い合い,再び後手から仕掛けていきましたが,やや無理な動きだったようで非勢に。その後,二転,三転としたように見受けられますが,最後は先手が勝っています
 岩根二段が初タイトルまであと1勝。第二局は例年通り倉敷開催ですが,今年は11月2日です。

 翌8月4日の朝,8時過ぎにみなと赤十字病院から電話が入りました。出たのは母ですが,それはの血圧が低下し,呼吸も間隔が長くなっていて,いよいよ危険な状態に入ったと思われるという知らせでした。このとき,僕は朝食を目前にしていました。すぐに駆けつけるべきところでしたが,何しろインスリン注射した場合には決まった量のエネルギーだけは摂取しなければなりません。そういうわけで,まず母が妹を連れて病院に向いました。
 僕はまだ外出できるような服装でもありませんでしたから,食事のほかに着替え,もちろん戸締りなどもして家を出たのは8時半過ぎだったでしょうか。なかなかタクシーが見つからなかったために少し歩いたりもしましたが,9時前には病院に着きました。このとき病院にはまだ母と妹だけ。ほどなくして前日も見舞いに来ていた伯母と,父の長兄夫婦が到着。妹は仕事へ行くという意志をみせましたので母が送っていき,伯父も仕事で病室を後にしました。伯父の職場はこの病院のすぐ近くだったのです。
 父の様子は前日に眠っているときとほとんど変わりありませんでした。強いていうなら1回1回の呼吸がやや深くというか荒くなっているようには思えました。僕は父の傍らで右手を握っていました。父の手は冷たかったのですが,僕は見舞いに来ればこうして手を握っていて,そのときも冷たかったですから,これ自体にとくに驚きはありませんでした。
 母が不在の間に緩和ケア病棟での主治医となったS先生が回診に来ました。このとき父は鎮痛剤,要するに麻薬のほかに睡眠薬も投与されていたようで,眠っているのはその影響ということも考えられるので,また眼を覚ますかもしれないと言われました。
 妹の作業所も病院からそうも離れてはいませんから,母もすぐに戻りました。僕が入院した病室と同様に,父の右手側にはパソコンがあり,それでテレビも視られるようになっていました。つまり僕が座っていた側にテレビがあったわけです。このときは大リーグ中継が流れていて,たぶんエンジェルスの試合だったと思うのですが,さすがによく覚えていません。
コメント
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