スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

テレ玉杯オーバルスプリント&留意点

2020-09-23 18:57:53 | 地方競馬
 昨日の第31回テレ玉杯オーバルスプリント
 発走の直前,ゲートの後ろですべての馬が輪になって歩いている時点で,ノブワイルドの馬体の検査が行われました。異常はないとのことでそのまま発走。詳しい事情は分かりませんが,ほかの馬に蹴られたのかもしれません。
 キングルアウは立ち上がって1馬身の不利。押していったノブワイルドと楽にいったベストマッチョが前に。ベストマッチョが控えてノブワイルドの逃げに。3番手にサクセスエナジー。この後ろはトップウイナーとブラックジョー。ここからは10馬身近く離れてサヴィとスティンライクビー。大きく離れてナラとマイネルネーベル。また大きく離れてキングルアウ。最初の600mは34秒6の超ハイペース。
 3コーナーではベストマッチョとサクセスエナジーの2頭が並んでノブワイルドを抜いていきました。コーナーの中間で外のサクセスエナジーの方が前に出て先頭に。直線ではそのまま後ろを離していき快勝。一杯になったかと思われたノブワイルドでしたが,直線で外に出されるとまた伸び,ベストマッチョに迫りましたが,ベストマッチョが粘り切って2馬身差の2着。ノブワイルドがハナ差で3着。
 優勝したサクセスエナジーは前々走のオープン以来の勝利。重賞は昨年の黒船賞以来の4勝目。このレースは上位の5頭とそれ以外の5頭では実力差が歴然。上位5頭のうち,サヴィとトップウイナーの2頭は,このコースへの適性をやや欠いたかもしれません。サクセスエナジーは58キロを苦にすれば苦戦ということもあり得るとみていましたが,レースの内容はとても強かったです。今年に入って58キロと59キロでオープンを勝っていて,こういった重い斤量にも慣れてきたということなのかもしれません。父はキンシャサノキセキ。母の父はジャングルポケット。母の8つ上の半姉に2002年にフィリーズレビューを勝ったサクセスビューティ
 騎乗した松山弘平騎手と管理している北出成人調教師はテレ玉杯オーバルスプリント初勝利。

 僕が第三の規定を無限infinitumと異なるものとみなすのには理由があります。たとえば神Deusやその属性attributum,無限様態modus infinitusといったものは,それが知性intellectusの外に形相的にformaliter存在するとみられる場合にも無限であるとみられなければなりません。これに対して,たとえば事物の持続duratioというのは,単に人間の認識cognitioの限界のゆえに無限定indefinitumといわれるのであって,持続するdurareものの存在existentiaは無限ではなく有限finitumです。他面からいえば,もしもある事物が持続するといわれる形式で存在するのなら,その事物の存在は,知性を離れて形相的にみられるなら,無限ではなく有限でなければなりません。このことは第四部公理から明白だといわなければなりません。よって,人間の知性の有限性によって無限定とか無際限indefinitumとしか把握できないものと,そうではなく実際に無限であるものとは,分離して解するのが適切だと僕は考えているのです。
                                   
 しかし,第三の規定をスピノザの哲学における無限の概念notioに含ませることは,河合の論考を説明する上では欠かせません。このことが,スピノザが思惟の属性Cogitationis attributumの間接無限様態を明らかにしていない理由についての河合の説明の中では,重要な要素を構成しているからです。したがってここの部分の考察に限っては,この第三の規定も無限の概念をスピノザの哲学の中で構成しているという前提で進めていきます。したがって,この部分の考察に限っては,無限という概念が,このブログの全体で解している概念とは異なることになります。僕が注意を促しておきたいのはこの点です。僕が第三の規定まで含めて無限というのは,この部分の考察に限られるということにはよく留意しておいてください。
 次に,これは河合の論考の中で触れられていることではありませんが,第一の規定および第二の規定と,第三の規定の無限,すなわちこのブログでいえば無限と無際限とか無限定を分類しておくことは,この後の考察においては有益です。なので,第一の規定と第二の規定に含まれる無限については,この部分では実無限という語句で示すことにします。要するに,このブログの全体の中では無限といわれている概念については,この部分の考察に限り,実無限といわれることになります。
コメント
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