昨年のNARグランプリは17日に発表されました。
年度代表馬は兵庫のイグナイター。黒潮スプリンターズカップ,黒船賞,かきつばた記念に優勝。昨年は大レースを勝った馬が不在でしたので,重賞の勝ち馬から選出されます。この馬の場合,南部杯とJBCスプリントという,ふたつの大レースでの入着があり,そこが評価の対象となりました。果敢に遠征し続けた陣営のチャレンジ精神が実を結んだといえるでしょう。部門別では4歳以上最優秀牡馬と最優秀短距離馬の2部門で選出されました。
2歳最優秀牡馬は浦和のヒーローコール。鎌倉記念に優勝。全日本2歳優駿で地方馬では最先着となる4着に入ったのが決め手でした。
2歳最優秀牝馬は船橋のメイドイットマム。東京2歳優駿牝馬に優勝。エーデルワイス賞をJRA所属馬が勝った場合は,東京2歳優駿牝馬の勝ち馬が選出されるのが自然になります。
3歳最優秀牡馬は北海道のシルトプレ。北斗盃,北海優駿,ダービーグランプリに優勝。昨年のダービーグランプリは北海道勢のワンツーとなり,レベルの高さをみせつけました。
3歳最優秀牝馬は浦和のスピーディキック。桜花賞,東京プリンセス賞,戸塚記念,ロジータ記念,東京シンデレラマイルに優勝。文句のつけどころがありません。2021年の2歳最優秀牝馬で2年連続の受賞
4歳以上最優秀牝馬は大井のサルサディオーネ。さきたま杯とビューチフルドリーマーカップに優勝。重賞でも2着が2回,3着が2回ありました。年間を通してあまり休みなく使われながら,相手が強かった川崎記念以外は大きく負けなかったのは立派です。2020年と2021年も同じ部門で選出されていて,3年連続での受賞。
ばんえいはこのブログでは扱っていないので割愛します。また,最優秀ターフ馬は該当馬がありませんでした。

ダートグレード競走特別賞馬はショウナンナデシコ。エンプレス杯,マリーンカップ,かしわ記念,スパーキングレディーカップに優勝。上半期に活躍が集中した感があります。
引退したオメガパフュームが特別表彰馬に選出されました。東京大賞典の四連覇が大きく評価されたということでしょう。
現実的に存在する人間が,自分の精神mensを十全に認識するcognoscereことは生じません。第二部定理二三は,現実的に存在する人間が,自分の精神を認識する様式を示しています。それによれば,現実的に存在する人間は,自分自身の身体の変状affectiones corporis,すなわち自分の身体が外部の物体corpusによって刺激されている状態の観念ideaを認識する限りで自分の精神を認識します。かつこの定理Propositioは,この様式でのみ自分の精神を認識するといっているので,これ以外の様式で現実的に存在する人間が自分の精神を認識することはないのです。しかるにこの観念は第二部定理二九によって,混乱した観念idea inadaequataです。要するに現実的に存在する人間は,自分の身体が外部の物体によって刺激されている状態を認識することによってのみ自分の精神を認識するのですが,その観念は混乱した観念なので,現実的に存在する人間が認識する自分の精神の観念は,混乱した観念でしかあり得ず,十全な観念idea adaequataであるということはないのです。よって第五部定理四二備考で,賢者は存在することをやめることはないといわれるとき,自分の精神を十全に認識するのが賢者であって,賢者が自分の精神を十全に認識する限りで存在することをやめないというように解することはできません。他面からいえば,そのような人間を賢者というのであれば,賢者は現実的に存在し得ないので,賢者を無知者から分かつことが無意味になります。
人間の精神mens humanaというのは第二部定理一三により,その人間の身体の観念のことですから,同じことは自分の身体についても妥当します。つまり現実的に存在する人間は,自分の身体を十全に認識するということは不可能なのであって,そのような意味で現実的に存在する人間が賢者であるということはできません。このことは第二部定理一九と第二部定理二七を援用すれば,自分の精神についてそれを十全に認識することができないということを結論したのと同じ方法で示すことができます。同じようなことを繰り返しても仕方がありませんから,ここでは人間の身体についての論証Demonstratioは割愛します。
ただし,現実的に存在する人間は,たとえば第二部定理八とか第二部定理八系を,十全に認識することはできます。
年度代表馬は兵庫のイグナイター。黒潮スプリンターズカップ,黒船賞,かきつばた記念に優勝。昨年は大レースを勝った馬が不在でしたので,重賞の勝ち馬から選出されます。この馬の場合,南部杯とJBCスプリントという,ふたつの大レースでの入着があり,そこが評価の対象となりました。果敢に遠征し続けた陣営のチャレンジ精神が実を結んだといえるでしょう。部門別では4歳以上最優秀牡馬と最優秀短距離馬の2部門で選出されました。
2歳最優秀牡馬は浦和のヒーローコール。鎌倉記念に優勝。全日本2歳優駿で地方馬では最先着となる4着に入ったのが決め手でした。
2歳最優秀牝馬は船橋のメイドイットマム。東京2歳優駿牝馬に優勝。エーデルワイス賞をJRA所属馬が勝った場合は,東京2歳優駿牝馬の勝ち馬が選出されるのが自然になります。
3歳最優秀牡馬は北海道のシルトプレ。北斗盃,北海優駿,ダービーグランプリに優勝。昨年のダービーグランプリは北海道勢のワンツーとなり,レベルの高さをみせつけました。
3歳最優秀牝馬は浦和のスピーディキック。桜花賞,東京プリンセス賞,戸塚記念,ロジータ記念,東京シンデレラマイルに優勝。文句のつけどころがありません。2021年の2歳最優秀牝馬で2年連続の受賞
4歳以上最優秀牝馬は大井のサルサディオーネ。さきたま杯とビューチフルドリーマーカップに優勝。重賞でも2着が2回,3着が2回ありました。年間を通してあまり休みなく使われながら,相手が強かった川崎記念以外は大きく負けなかったのは立派です。2020年と2021年も同じ部門で選出されていて,3年連続での受賞。
ばんえいはこのブログでは扱っていないので割愛します。また,最優秀ターフ馬は該当馬がありませんでした。

ダートグレード競走特別賞馬はショウナンナデシコ。エンプレス杯,マリーンカップ,かしわ記念,スパーキングレディーカップに優勝。上半期に活躍が集中した感があります。
引退したオメガパフュームが特別表彰馬に選出されました。東京大賞典の四連覇が大きく評価されたということでしょう。
現実的に存在する人間が,自分の精神mensを十全に認識するcognoscereことは生じません。第二部定理二三は,現実的に存在する人間が,自分の精神を認識する様式を示しています。それによれば,現実的に存在する人間は,自分自身の身体の変状affectiones corporis,すなわち自分の身体が外部の物体corpusによって刺激されている状態の観念ideaを認識する限りで自分の精神を認識します。かつこの定理Propositioは,この様式でのみ自分の精神を認識するといっているので,これ以外の様式で現実的に存在する人間が自分の精神を認識することはないのです。しかるにこの観念は第二部定理二九によって,混乱した観念idea inadaequataです。要するに現実的に存在する人間は,自分の身体が外部の物体によって刺激されている状態を認識することによってのみ自分の精神を認識するのですが,その観念は混乱した観念なので,現実的に存在する人間が認識する自分の精神の観念は,混乱した観念でしかあり得ず,十全な観念idea adaequataであるということはないのです。よって第五部定理四二備考で,賢者は存在することをやめることはないといわれるとき,自分の精神を十全に認識するのが賢者であって,賢者が自分の精神を十全に認識する限りで存在することをやめないというように解することはできません。他面からいえば,そのような人間を賢者というのであれば,賢者は現実的に存在し得ないので,賢者を無知者から分かつことが無意味になります。
人間の精神mens humanaというのは第二部定理一三により,その人間の身体の観念のことですから,同じことは自分の身体についても妥当します。つまり現実的に存在する人間は,自分の身体を十全に認識するということは不可能なのであって,そのような意味で現実的に存在する人間が賢者であるということはできません。このことは第二部定理一九と第二部定理二七を援用すれば,自分の精神についてそれを十全に認識することができないということを結論したのと同じ方法で示すことができます。同じようなことを繰り返しても仕方がありませんから,ここでは人間の身体についての論証Demonstratioは割愛します。
ただし,現実的に存在する人間は,たとえば第二部定理八とか第二部定理八系を,十全に認識することはできます。