超獣のベストパートナーが不沈艦であったことに異論はないでしょう。ただハンセンが全日本に移籍してくる前にブロディと組んでいたジミー・スヌーカも,ブロディのパートナーとしては欠かすことができない存在でした。
スヌーカはアメリカではスーパーフライを名乗っていました。ヘビー級でしたがブロディやハンセンのような大型選手ではなく,ジュニアヘビー級の選手ほどでなくとも空中技を使っていたので,そう名乗ったものでしょう。今はこの名の歌手がいますが,僕にとってスーパーフライといえば,それはイコールスヌーカのことです。
大型ではありませんでしたが,体型はかなりのマッチョ。あるいは作られた筋肉であったのかもしれません。王道的な動きをする選手ではなく,少しトリッキーなタイプの選手であったという印象が僕にはあります。馬場はスヌーカについてはあまり言及していない,あるいは言及しているのかもしれませんが僕はそれを知りません。ただ,僕が受けていた印象と同様のものを馬場が感じていたと仮定したら,馬場は基本に忠実に動くタイプのレスラーを高く評価しますので,そのプロレスについてはあまり高く評価していなかったかもしれません。
ブロディと組んで試合をするときには,基本的にブロディを立てるような役回りに徹していました。そういう意味ではブロディにとっては,組んでいてやりやすかった選手だったのではないかと思います。また,スヌーカがそうした役回りに徹しきることができる選手だったから,馬場もプロモーターとして安心してブロディと組ませることができたのではないかとも思えます。
ブロディとスヌーカがプライベートでどのような付き合いをしていたのかは僕は知りません。ただ,日本でのスヌーカは完全にブロディの動きに従順でした。長州とブロディの試合の直後,ブロディは新日本に移りましたが,それにスヌーカも従ってパートナーを務めました。さらに後にブロディは再び全日本に戻ってきましたが,そのときもスヌーカはついてきて,またパートナーを務めました。ブロディにとっては信頼できる数少ない選手のひとりであったのではないかと思います。
第二部自然学②定義をもとに,岩波文庫版の『エチカ』114ページから115ページにかけて,スピノザはよっつの定理を導出しています。それを順にみていきます。まず第二部自然学②補助定理四です。
「もし多くの物体から組織されている物体あるいは個体から,いくつかの物体が分離して,同時に,同一本性を有する同数量の他の物体がそれに代るならば,その個体は何ら形相を変ずることなく以前のままの本性を保持するであろう」。
続いて第二部自然学②補助定理五。
「もし個体を組織する各部分が,すべてその相互間の運動および静止の割合を以前のままに保つような関係において,より大きくあるいはより小さくなるならば,その個体もまた何ら形相を変ずることなく以前のままの本性を保持するであろう」。
そして第二部自然学②補助定理六。
「もし個体を組織するいくつかの物体がある方向に対して有する運動を他の方向に転ずるように強いられ,しかもその運動を継続しかつその運動を以前と同じ割合において相互間に伝えることができるようにされるならば,その個体はやはり何ら形相を変ずることなくその本性を保持するであろう」。
最後が第二部自然学②補助定理七。
「そのほか,このように複合した個体は,全体として運動ないし静止していようとも,あるいはこのないしかの方向に運動していようとも,もしただその各部分が自己の運動を保持してそれを以前と同じように他の部分に伝えてさえいれば,その本性を保持する」。
これらの定理はそのすべてが確かに第二部自然学②定義から帰結します。なぜなら,複数の個物によって組織されている単一の個物の本性は,組織されている合一のあり方に依拠します。しかしこれらの定理のいずれも,その合一がずっと保持されているという点では変わるところがないからです。
スヌーカはアメリカではスーパーフライを名乗っていました。ヘビー級でしたがブロディやハンセンのような大型選手ではなく,ジュニアヘビー級の選手ほどでなくとも空中技を使っていたので,そう名乗ったものでしょう。今はこの名の歌手がいますが,僕にとってスーパーフライといえば,それはイコールスヌーカのことです。
大型ではありませんでしたが,体型はかなりのマッチョ。あるいは作られた筋肉であったのかもしれません。王道的な動きをする選手ではなく,少しトリッキーなタイプの選手であったという印象が僕にはあります。馬場はスヌーカについてはあまり言及していない,あるいは言及しているのかもしれませんが僕はそれを知りません。ただ,僕が受けていた印象と同様のものを馬場が感じていたと仮定したら,馬場は基本に忠実に動くタイプのレスラーを高く評価しますので,そのプロレスについてはあまり高く評価していなかったかもしれません。
ブロディと組んで試合をするときには,基本的にブロディを立てるような役回りに徹していました。そういう意味ではブロディにとっては,組んでいてやりやすかった選手だったのではないかと思います。また,スヌーカがそうした役回りに徹しきることができる選手だったから,馬場もプロモーターとして安心してブロディと組ませることができたのではないかとも思えます。
ブロディとスヌーカがプライベートでどのような付き合いをしていたのかは僕は知りません。ただ,日本でのスヌーカは完全にブロディの動きに従順でした。長州とブロディの試合の直後,ブロディは新日本に移りましたが,それにスヌーカも従ってパートナーを務めました。さらに後にブロディは再び全日本に戻ってきましたが,そのときもスヌーカはついてきて,またパートナーを務めました。ブロディにとっては信頼できる数少ない選手のひとりであったのではないかと思います。
第二部自然学②定義をもとに,岩波文庫版の『エチカ』114ページから115ページにかけて,スピノザはよっつの定理を導出しています。それを順にみていきます。まず第二部自然学②補助定理四です。
「もし多くの物体から組織されている物体あるいは個体から,いくつかの物体が分離して,同時に,同一本性を有する同数量の他の物体がそれに代るならば,その個体は何ら形相を変ずることなく以前のままの本性を保持するであろう」。
続いて第二部自然学②補助定理五。
「もし個体を組織する各部分が,すべてその相互間の運動および静止の割合を以前のままに保つような関係において,より大きくあるいはより小さくなるならば,その個体もまた何ら形相を変ずることなく以前のままの本性を保持するであろう」。
そして第二部自然学②補助定理六。
「もし個体を組織するいくつかの物体がある方向に対して有する運動を他の方向に転ずるように強いられ,しかもその運動を継続しかつその運動を以前と同じ割合において相互間に伝えることができるようにされるならば,その個体はやはり何ら形相を変ずることなくその本性を保持するであろう」。
最後が第二部自然学②補助定理七。
「そのほか,このように複合した個体は,全体として運動ないし静止していようとも,あるいはこのないしかの方向に運動していようとも,もしただその各部分が自己の運動を保持してそれを以前と同じように他の部分に伝えてさえいれば,その本性を保持する」。
これらの定理はそのすべてが確かに第二部自然学②定義から帰結します。なぜなら,複数の個物によって組織されている単一の個物の本性は,組織されている合一のあり方に依拠します。しかしこれらの定理のいずれも,その合一がずっと保持されているという点では変わるところがないからです。
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