犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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東京レインボープライドあれこれ

2018年05月07日 | LGB&T
[あらすじ] 東京レインボープライドのブラスバンドに参加すること5年目。

いつも先頭だったブラスバンドが、今年は37団体中16番目だった。
ふーん。なんかワケが有りそうね。何かと商業的な東京レインボープライドだし。

例年は先頭を主催者が歩き、続いてブラスバンド。
バンドの前にフラッグの人たちが曲に合わせて旗振ってパフォーマンスしていた。
バンドの先頭はトロンボーンだ。
最近は、プラスチック製のPボーンという、カラフルで軽い楽器が有る。
これが見た目が良いので、先頭はPボーン隊が並ぶ。
私もPボーン買って先頭を行きたい。と思っている。

ところが16番目なので、先頭もクソも無い。
バンドの人数も180人くらいに増えたので、前半チームと後半チームの半分に分けている。
どうせ16番目なら、と今年は後半チームにした。
すると、目の前がドラム隊で、指揮者もすぐそこにいる。
これはこれで楽しかった。

譜面を吸盤でベルに付ける作戦は成功し、揺れないしめくれないし軽いし、
今年はかなり余裕が出た。
しっかり練習して気合いの入っていた初参加の時以来の余裕だ。
沿道や反対側の歩道や歩道橋の上を見たり、手を振ったり、笑顔を見せる余裕もできた。ニヤリ。
今年は曇ってくれたおかげ、というのも大きいけどね。

「アフリカン・シンフォニー」という曲でホルンがポルタメントして吼える。
ちょうどその時、山手線の鉄橋をくぐる所だったので、よく響いた。
個人的にはここが一番おもしろかったかな。

なんの曲だったか、「ジャン!」と終わると、ビルの間に残響が鳴る。
毎回、メンバーや沿道から「おおおーー」と声が上がるのも面白かった。

なんだかんだ言ってやっぱり気分良く、
一瞬、涙腺がゆるみかけたことも有った。



今年も私設キャメラマン:友人HG(ヒゲのハゲであって、ハードゲイではない。)が
神出鬼没につきまとって写真を撮ってくれた。
ブラスバンドで歩いていると、沿道から撮ってくれる。
歩道橋の上にいる。
しばらく行くとまた沿道にいる。
たまたま振り向いたらまた歩道橋の上にいる。
何人いるんだHG?

そんなHG本人の「ベストショット」が今日の写真。

旗というのは被写体として、面白い。
生物ではないのにいきもののようだ。
布であり、風である。
似た物に、砂や水や炎が有るかな。
地水火風という元素を思う。



この商業イベントの(イヤミ)一番のスポンサーは、チェリオ社だ。
毎年、会場のど真ん中に大きなブースを開いている。
LIFEGUARDという商品を売り出しており、商品イメージの迷彩柄にペイントした車を置いて
販売促進をしている。
そこまではいいんだけど。
去年は、その車に、露出の多い服を着たおネエちゃんが立って、それをカメラ小僧が撮りに来ていた。
なんじゃこりゃ。
国際的にもレースクイーンやらミスコンやらが廃止になっているご時勢、
しかもジェンダーということが大きなテーマになっているイベントの会場で、
コンパニオンガールを立てる?
私は目を疑った。唖然とした。
意味がわからん。誰を対象としているのか。
参加者の多くがそんなネエちゃんに目もくれないぞ?

おばちゃんもう活動っぽいことはしないつもりだったんだけど、
クレームのメールをしたわよ。
チェリオの、レインボープライドの担当者宛にメールをした。
みなさんの取り組みには敬意を表します。
だけど考えてみてもちょうだいよ。というメールを送った。
はいはい、考え直します。という通り一遍の返事が来た。

しまった。会議の結論が出たら知らせろ、と書き添えれば良かった。
そうわざわざ書かないと、ちゃんと言って来ないタイプの相手だった。

ということが去年のレインボープライド直後に有った。
イベント当日になって、私は思い出した。ハハのんきだね。

ドキドキしながらチェリオ社ブースに近付いた。
おネエちゃんがいたら、私はまたクレームメールをしなきゃならない。
そんなのめんどくせえな、という気持ちで、ドキドキした。

見ると、例のごとく車がドデンと存在したが、露出おネエちゃんはおらず、
社員たちが声を出してせっせと商品を配っていた。
ひょっとすると外注のキャンペーンガールかな?と思われる若い女性も、
社員らしき人たちと同じ服装で同じように作業していた。

見苦しうない。
今後もこの調子でがんばんなさい。


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