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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

OAコーナー終える コピー機篇

2019年07月07日 | 日々
両親とも学者だったので、
家にコピー機が有る。

資料をコピーしたり、本を一冊まるまるコピーしたりするので、
やたらとコピーするのだ。

私も、手に入りにくい本や楽譜や鍼灸の古典書籍をよくコピーした。
両面コピーして、丁寧に製本する。
海賊本のできあがりである。あんまり堂々と言えない。



思えば、オーケストラの指揮者先生もそうしていた。
音大の図書館でスコアを借りて来て、まるまるコピーする。
オーケストラの生徒たちは、パート譜を自分たちで写譜した。

スコアは何部かコピーして、製本した。
片面コピーを谷折りして、重ねて背をボンドで固める。
目玉クリップでがっちり固定しておく。
しっかりしたら、片手でページをパラパラめくりながら、
白紙の面をちょんちょんと糊付けする。
ボンドは点で付けるのがコツだ。
しっかり接着すべきだと思って線で糊付けすると、
水分で紙がよれてしまう。
あと、背の側をしっかり四角く押さえておくことも
きれいに丈夫に仕上げるコツだ。
押さえずにページをめくると、歪んだ本ができてしまう。
接着が歪んでいると、使っているうちに剥がれてきやすい。



言葉で説明しても分かりにくいだろうが、
コツを伝授してあげましょうという気持ちが私にサラッサラ無いから
こんな書き方をしている。
知りたかったら直接お伺いを立てたまえ。ふふん



先日、帰宅したら玄関に男物のビジネスシューズが脱いである。
こりゃまたどなたのご訪問だべかと思ったら、
コピー機の保守点検の会社の人だった。

今使っているコピー機がもう古い機種で、
もう部品が無くなり、修理もできなくなる。と言う。
それに、以前より月々の利用枚数が少なくなっている、
なのに保守契約で毎月いくらいくら支払いしている。これはもったいない。と言う。

ちょうど相談したいと思っていたところだったんです。
と、私は言った。
いや、母の目の黒いうちは、コピー機はやめられないかと思っていた。
しかし、コピー機会社の人がやめろと勧めてくれるんなら渡りに舟だ。
やめちまえ。

ついては廃棄におよそ5-6万円かかります。と言う。
ウホ!それはずいぶんだ。
というのも、コピー機はメーカーに戻して、廃棄業者に依頼して廃棄しなければならない、
一般的な家電のリサイクルとは仕組みが違うのだ。と言う。
ああ、それか。

コピー機やプリンターを購入すれば、その廃棄料をこちらで負担する。と言う。
しかし、それはA3サイズの物でないと、と言う。

要らん。
5-6万を惜しんで30万のコピー機を買うんでは頭オカシい。



翌日になって、コピー機はファックス複合機で、これでファックスを受信していたのだ、
と思い出した。
ファックスなんぞ、私の生活には必要無い。
PDFをメールに添付すりゃいいのだ。

が、老母にはまだ必要だ。
パソコンをいじるのは諦めたのか諦めていないのか知らないが、無理だ。
お友達とメールでやりとりしていたことも有ったが、今は無い。
そもそも、ムカシ契約したニフティはやめて、アカウントも既に無い。

電話が鳴ってもなかなか出られない。
そこで、お友達はファックスしてくれるのだ。
だから、ファックスをやめると、ちょいと母が不便する。



この際、ムカシはよく有った、ファックス電話機が便利なのではないか。
あれくらいの物が、母には使いやすく、また、受信したことにも気付きやすいのではないか。

と思って探してみると、
1万3千円くらいから有るようだ。

意外と高い。
調べてみると、1万8千円も出せば、ファックス複合プリンターが買える。
なんだ。じゃあそれがいい。
私も、ちょくちょく楽譜をプリントアウトするから、
プリンターは持っていても良いだろう。



とにかく。
巨大なコピー機が無くなる。

母の介護スペースが広がる。
衣服を入れる棚か引き出しを買って置こう。

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