犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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「キチジョウソウ」だてば。

2012年11月01日 | イキモノタチ
庭の奥に、池やら地下やらを掘った土を盛ってある。
通称"山"。

その山の麓でヤブカラシと闘っていて、花が咲いているのを見付けた。
葉はスっと長いが、花は根元で咲いているので、
周りの草を取って落ち葉などもかかないと、見えなかったのだ。

辺りには母がハナミョウガと呼ぶヤブミョウガがずんずん生えている。
オマケに隣に移植した紫陽花が今年は元気に伸びまくっているし。
この配置は失敗だあ。

こんなところで咲いても、私が庭の手入れをする時に見えるだけだ。
もったいないな。

写真を撮って、老母に花の名を尋ねた。
「これは。キッチョウソウじゃないの?」

これはキッチョウソウじゃない。
キッチョウソウだと言って教わったのは、
もっと花序が長く高く立ち、花は藤色だ。
庭の何箇所かに生えていて、夏に花が咲く。

吉兆草という名の通り、縁起が良いとされる。
というのも、毎年咲くわけではないからだ。
しかし、ウチでは兄が死んだ年に咲いた。
というように、父が死んだ去年教わった。



似てるけど、違う。
というわけで、調べてみたら。
これは、キチジョウソウだった。

うーん、いろいろ間違っているぞ。
吉祥も縁起の良い言葉だし、
キチジョウがキッチョウと訛るのも、おかしくはない。

けれど、肝腎なのは。
だったら、キッチョウソウだと教わったあの花は何?
ってこと。

調べた。
私が"キッチョウソウ"だとおぼえていたものは、
ヤブランだった。

出た。
また「ヤブ」か。
母は「ヤブ」の接頭詞を避けるのか?


何はともあれ、二つの似た花の名を一度におぼえられた。
めでたしめでたし。
あ、吉祥。

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