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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

画賛

2010年11月26日 | 日々
画賛というのは、絵の余白に書いてある言葉のことだ。
ほれよく掛け軸の絵なんかに書き添えてある、アレだ。


先日、出光美術館に仙の展覧会を見に行ったのだ。

http://www.idemitsu.co.jp/museum/collection/introduction/sengai.html

せんがいさんは禅の坊さんで、書画が達者。
近所の者たちは、せんがいさんに贈り物を持って、
いっちょ書いてもらいにやってくる。

あんまり依頼が多いので、「絶筆」という石碑を
住まいの前に立てたらしい。

それでもあきらめず、仙の好物を持ってくる人もあったようだ。
そりゃ断りきれねぇな。


絵は、西原理恵子が見たらクソミソに言いそうな、
簡略なものだったりする。

画賛に「仙 そちらむいて なにしやる」と書かれた
"自画像"なんて、銘菓ひよこを逆立ちに置いたような絵だ。


禅のココロを示したと言われる絵は、大きく横並びに

○△□

以上。

禅。
アリだな。


他に、私の気に入った画賛をいくつか。

「よしあしの 中を流れて 清水かな」

「目を推せば 二つ出てくる 秋の月」

「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」


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