犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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思いのままになる

2021年07月09日 | 椰子の実の中
お笑い第7世代なんて言葉はちっとも好きじゃないのだが、
人気のおかげかコント番組が増えてきているようなのは嬉しいことだ。

その言葉を作った張本人の霜降り明星と、
トリオのハナコと、芸達者なチョコレートプラネットの3組で、
「新しいカギ」というのをやっていることに気付いた。

私はテレビをつけっぱなしにすることが嫌いなので、
民放の無料配信サイトで見ている。
番組の宣伝なども見ないので、新番組に気付かない。
この番組も4月から始まっていたようだ。



チョコレートプラネット長田が、バンドのボーカリストに扮して、
小さなハコでのライブを演じる。
長田の得意な役どころだ。

「おまえら、奇跡信じる!?
奇跡ってさあ、そこらじゅうに在るの、結局。
奇跡って滅多に無いと思うでしょ?でも、
奇跡って、そこらじゅうに溢れてるのよ。
今この地球に俺たちが生まれてる奇跡。
同じ時代に生まれてるって奇跡。」

そう語るが、
語ってばかりで一向に歌わない。
マイクスタンドの高さが合わない。
高さが合うのも奇跡だ。
今は奇跡待ちだ。と言う。

やっと歌ったと思ったら下らないエピソードの短い歌である。
というだけのネタだ。
(おもしろい)

バンドメンバーはエキストラだが、
MCの間ずっと、適当にうっすらとギターを演奏して雰囲気を作ったり、
あおりに合わせてドラムを叩いたりといったことをする。
バンドで活動している若者たちなのだろうか。


思って、
なんとなく見ていたが、
どうも上手側のギターのヤツが気になる。
これ、誰かじゃないか。

というのも、
ドラムも下手(しもて)のギターもベースも
顔がアップで映るが、
上手のギタリストの顔はある一瞬しか映らず、
アップでもないしカメラに顔を向けてもいない。



以下ネタバレ

番組の最後にトークコーナーが有り、
サプライズゲストを紹介するという。
ああ、やっぱり、誰かだったんだ。

ギターを肩から提げて合わないカツラをかぶった
ELTの伊藤氏がひょこひょこ登場した。
いい人選だなあ。



ある人が、ある夏、友達へのプレゼントとしてバスタオルを送った。
相手の友達はそうとは知らず、子どものプールのためのタオルを新しく買おうと
出かけようと玄関に出たら、ちょうど宅配便が届いた。
贈り物を開けたら、タオルである。

贈る人の能力が高いと思う。
相手が何を必要としているか、考えて思い至ることができる。
これは案外、難しいことだ。



さてそれだけか。
思いやりだけの成せるわざだったのか。

相手の人が「タオル買わなきゃタオル買わなきゃタオル買わなきゃタオル買わなきゃ」
と思っていたその思いが、
「あの人は何が欲しいかしらあの人は何が欲しいかしらあの人は何が欲しいかしら」
と思っているそのアンテナに届いた、
という見方もできないか。



テレパシーという見方はできる。
ただの偶然という見方もできる。

ただの偶然のようなことが起きるように仲介したもの
つまり奇跡という見方もできる。

見方は見方でしかないが、
そういう見方もできるということを知ることは必要だと思う。
生きている中で、助けになるだろう。



奇跡を信じない人に、奇跡は起きない。
奇跡が起きていても、それを奇跡とは認めず、否定するので
本人は奇跡が起きたとは思わないから、
奇跡が起きなかったことになるからだ。

奇跡を信じる人に、奇跡は起きる。
ただの偶然でも、奇跡と思っていればそれは奇跡になるからだ。

そう考えると、
人はどのように生きることも自分の思いのままになる。

何をもって奇跡と呼び、
何をもってただの偶然と扱うのか。
また、人の働きかけで動かせるのはどこまでか。

自分個人が思っている以上、知っている以上、今まで経験してきた以上に
世界は豊かなのだろう。
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